詐欺団は、元号が変わるずいぶんと前から準備をしていたようです。
元号詐欺が後を絶ちません。
タイの高級住宅では、日本向けの振り込め詐欺のためのコールセンターが設置されていたとか。
日本語のマニュアルがあり、何台もの電話とパソコン、そして日本人のオペレーター(っていうのかしら)が15名いたそうです。
わずかな期間で2億5000万円もの被害額が出ています。
「令和」の発表を受け、ソフトバンクだのNTTだのを名乗るキャッシュバックキャンペーンのメールが出回っているとか。詐欺です。
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それでなくても、Googleをあけるたびに、出てくる嫌な「お知らせ」?
偽者です。
猫の顔が悪者に見えます。
こんな偽者が出るから、ヤマトさんからLINEがきても「ん?詐欺?」と疑ってしまいます。
母には常日頃から、「オレオレ詐欺に気をつけるように。電話がかかってきてもお金の話ならすぐに切るように。」と言っており、母も「もちろんよ。私は騙されないわ。」と言っています。
数日前、家の固定電話に私の従弟から電話がありました。
「遺産相続について相談したいことがあるから、近々会いたい。」と言うのです。
これは詐欺電話じゃないですよ。
まちがいなく従弟です。
で、私は電話を切った後、妹にも電話をして日時と場所の連絡をしました。
「なんだろうねぇ、遺産の話なんて。私たちがもらう遺産なんて1円もないのに。うん、相談って言ってた。遺産をくれるとは一言も言ってないよ(笑) 田舎の放りっぱなしの畑をどうしたらいいかとか、そんな話かねぇ。」なんて電話で言っていたのです。
それを聞いていた母。
私が電話を切った後。
「一男ちゃん(妹の長男=私の甥っ子=母の孫)が借金を申し込んできたの?そのくらい出してあげなさい。」と母が言う。
はい?
どこから一男ちゃんの名前が出てきた?
一男ちゃんが借金してるなんて、母の脳内でまた架空の物語ができてしまったらしい。
しかも普段から「私は騙されない」って言ってる母なのに、「そのくらい出してあげなさい」だって。
「そのくらい」って「どのくらい」?
母「5万円くらい出してあげなさい!」
・・・5万円?どこから出てきた?
5万円くらいでオレオレ詐欺やってたら、交通費と人件費と通信費で赤字じゃね?
私「違うよ~、一男ちゃんの話じゃないよ。」と詳しく話すのは面倒なので、さらりとかわす。
母は「あら、そうなの。」と素直に納得するのですが、それから10分もすると、「一男ちゃんが借金したんでしょ。お金出してあげなさい。」と言う。
面倒だけど、そのたびに「違うよ~」とあしらう。
ここで「さっきも言ったでしょ!」と怒ってはいけない。
「私は騙されない」と言っている母。
だめだ。
母を騙すのは簡単かもしれない(笑)
でも大丈夫。
母のキャッシュカードも通帳も印鑑もすべて私が預かっているから。
母は暗証番号すら知らない。
母のお財布には小銭が入っているだけ。
詐欺団の方、ウチに来てもお金ないからね!
いっそ、固定電話やめようかしら。
私の朝ごはん。
コーンフレークで朝ごはんの予定が、母がパンケーキを半分残したので、それも食べるハメになった。
量が多くなり、お腹いっぱい。