主婦になってもうウン十年・・・。
お弁当に欠かせない卵焼きを何百回作ったことでしょう。
私は卵焼き入りのお弁当が大好き。
子供たち全員がお弁当を必要としなくなってからも、自分のためにお弁当を作っていました。
ほぼほぼ卵焼きを入れていました。
ケンジとシロさんの心あたたまるドラマ「きのう何食べた?」第7話で、ケンジが作った卵焼きを作ってみたくなりました。
病気のシロさんのために作った卵焼きはおだしを入れただし巻き卵焼きです。
私はいつもは普通の卵焼きで砂糖と塩のみで作ります。
(しょっぱ系が好きな主人や二女は醤油入りがお好み)
ケンジが作っただし巻き卵焼き
まずは合わせだしです。
合わせだし材料
水:80cc
和風だしの素:少々
醤油:小さじ1
塩:ふたつまみ
砂糖:大さじ1と1/2
我が家にはだしの素がないので、だしパックでとっただし汁80ccを使いました。
私は甘~い卵焼きが好きなので、醤油小さじ1は多すぎます。醤油は小さじ半分にしました。
作り方
まずは合わせだしの材料を計量カップに入れて混ぜます。
ケンジは別のボールに卵3個を割り入れて、菜箸で前後に10往復、ボールを90°回転させてまた前後に10往復混ぜました。
ここにさっきの合わせだしを加えます。そしてまたもう1度、縦横10往復ずつ混ぜます。
ケンジがここで「あまり混ぜすぎないようにするのがコツなんですね。」と言っていましたが、本当です。その方がふっくらと仕上がるのです。
でも。
私はよ~く混ぜないとなんだか気持ち悪い(笑)
合わせだしを入れた計量カップに卵3個を投入し、ミニ泡だて器でおもいきり混ぜました。
あ~
主婦歴長いから、今さらやり方を変更することはできない。
卵、おもいきり混ぜたい!
おもいきり混ぜた卵。
だしの素ではなく、だしパックのだし汁で作った合わせだし。
醤油はケンジのレシピより控えめ。
という私流のやり方で作っただし巻き卵焼き。
合わせだしが入っていると作りにくくて、うまく巻けなくて、ケンジと同じように悪戦苦闘しました。
弱火にせずに強火のまま焼く方がジューシーにできます。
でも私は焦げるのが恐ろしくて、途中ちょっと弱火にしました。
だしパックのだし汁で作ったせいか、ちょっと「だし臭さ」が残りました。
やっぱり粉末のだしの素の方が風味が良さそう。
醤油加減は小さじ半分でちょうど良かったです。
次回はもうちょっときれいに焼けるように頑張ろうと思いますが、お弁当にはいつもの卵焼きの方が向いてるかも。
母の卵の思い出
母とご飯を食べながら、「養鶏場の鶏って、狭いゲージの中で、止まり木も巣もなく、ずっと卵産んでるんだって。止まり木ないと眠れないんじゃないのかなぁ。大変な思いして産んでくれてる卵。ありがたく食べようね。」と言ったら。
母「え?うちの鶏は寝てばかりいたわよ?」
私「そういえば、名古屋の実家で鶏を飼ってたって言ってたよね。」
母の実家で飼っていた鶏。
5羽ほどいたらしいです。
昼間は庭にいて、夜になったら抱っこして家の中に入れて、止まり木ではなくムシロの上で寝てたんだって。
卵は毎日は産まず、5羽がかわりばんこに産んでいたとか。
養鶏場ではないから、毎日産まないのは仕方ないね。
私「でも養鶏場と違って、おかあさんの家の鶏は幸せな一生ね。庭で遊んで、夜は家の中で寝て。」
母「でも最後はシメて食べちゃったけどね。」
・・・
戦中戦後の食糧難の時代のお話ですから、それも仕方ないですね。
そのために飼ってたんだから。