昨日の朝、寝起きの母は不機嫌な顔をしていた。
また何か嫌な夢でもみたのかな・・・と思い、ご機嫌をとるべく、話しかけてみる。
「おはよう、おかあさん。何か不都合でもあるの?怒った顔をしているよ?」
・・・母のご機嫌伺いをするのは面倒だけど、怒らせるともっと面倒なので、私はいつもこうやって、母の機嫌を直そうとすべく努力をする。
母「腹を立てているの。」
私「なぜ?私が何かした?」
母「自分に腹を立てているの。」
私「どうしたの?」
母「テレビを一晩中つけっ放しにして寝てしまったの。」
母はいつもテレビをつけっ放しにしています。
昼も夜も。
一晩中テレビをつけたまま寝るというのは毎日のことです。
今さらなぜ、テレビをつけっ放しにしていることを悔やんでいるのかは謎です。
母「電気代がもったいないわ。私は年金生活者なのに。」
ふ~ん・・・
高齢者は節約が好きです。
「もったいない。」が美徳です。
なので、「物を捨てられない」ということに繋がっています。
でもなぜか光熱費に関して無駄が多いのです。
母は観てもいないのに、1日中テレビをつけています。
テレビをつけっ放しにして、寝ているので、そ~っと消すと、母はパッチリと目を開け、「観ているから消さないでよ。」と言います。いや、絶対寝てたでしょ!観てなかったでしょ!
母は昼でもカーテンを半分しめて、照明を点けたがります。電気代の無駄遣い。
私はそれがとても嫌なのです。カーテンを開けて陽の光を浴びたい。
ただ、白内障の母は太陽が眩しいらしいです。
なので南東向きの居間では、朝はカーテンを半分だけ閉めておきます。太陽の方向が変わった頃にカーテンを全開するようにしています。
友人のお義父さんは、小雨が降っているのに、庭に水を撒くそうです(笑)
水道代の無駄遣い。
北海道の義父は、8月だというのに、ちょっと肌寒いとストーブをつけます。
義実家は北海道では暖かい場所にあります。札幌よりずっと暖かい地方なのです。
それでもすぐにストーブをつけたがります。
これは北海道の高齢者あるあるです。灯油代の無駄遣い。
北海道では、冬はなおさらのことガンガン暖房をつけ、室内は30℃ほど。
そしてガンガン暖房の利いた部屋で、半袖で過ごすのです。
北海道では、ストーブにしろ、セントラルヒーティングにしろ、暖房をつけることを「火を焚く」と言います。
「寒いね。火、焚くかい?」ってな感じで。焚火みたいね。いや、8月だから暖房いらないって!!!
猫も犬も、室内で自分に1番快適な気温の場所を探すのが得意です。
我が家の猫さんが、キャットウォークの1番高い場所でくつろいでいるということは・・・
たぶんエアコンが効きすぎて寒いのです。
暖かな空気は上へ上へといくので、天井に近い部分はさほど寒くないのでしょう。
「うちの猫さん、寒い日も暑い日も、自分の快適な場所を探して、家の中をウロウロしてるのよね~」って話しを友人にしたところ。
友人「あら、それ、ウチのおじいちゃん(お義父さん)もそうですよ。暑い日は涼しい場所を、寒い日は暖かい場所を求めて、1日中家の中をウロウロしてますよ(笑)」だって~😅