転倒して腰を強打した母。
トイレに独りで行くこともできないそんな母を数時間たった独りで留守番させて、両国の江戸東京博物館に行ってきました。
ただっ広い敷地。
平日ですから、さほど人はいないかな。
と思いきや。
おもいきり混んでいました。
「 大浮世絵展」です。
チケットをもらったのです。
何しろすごい人で、ひとつひとつの作品に4~5名が見入っている感じで、正直じっくり見るという気持ちになれなかった💦
美術史にはあまり興味がない私。
葛飾北斎、喜多川歌麿、東洲斎写楽、歌川広重、歌川国芳の作品が競演されています。
葛飾北斎がやっぱり好きだな~と思って見ていたのですが、今まで興味がなかった歌川国芳の猫の絵に魅せられてしまいました。
可愛くて可愛くて、グッズもいろいろ売っていて、買いたかったのですが、物を増やさないように気をつけている終活予備軍の私ですから、心を鬼にしてあきらめました。
ううう・・・、せめてカレンダーが欲しい。
カレンダーなら、1年後には処分できる。
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歌川 国芳(うたがわ くによし、寛政9年11月15日(1798年1月1日) - 文久元年3月5日(1861年4月14日))は、江戸時代末期の浮世絵師。
画号は文政初年から万延元年にかけて一勇斎国芳といい、後に彩芳舎(文政中期)、朝桜楼(天保初年から万延元年)、雪谷、仙真とも号した。歌川を称し、狂歌の号に柳燕、隠号に一妙開程芳といった。江戸時代末期を代表する浮世絵師の一人であり、画想の豊かさ、斬新なデザイン力、奇想天外なアイデア、確実なデッサン力を持ち、浮世絵の枠にとどまらない広範な魅力を持つ作品を多数生み出した。
Wikipediaより引用
猫の絵以外には、天保の改革の影響を大きく受けており、幕府の弾圧に対抗するために、皮肉をこめた浮世絵をたくさん世に送りだしています。
このあたりが江戸っ子というか、粋な感じが素敵です。
『源頼光公館土蜘作妖怪図』1843年(天保14年)などがその代表です。
表向きは平安時代の武将源頼光による土蜘蛛退治を描いたものですが、本当は土蜘蛛を退治するどころか妖術に苦しめられているのは頼光と見せかけて実は、将軍・徳川家慶であり、国家危急の時に惰眠をむさぼっているとの批判が込められているのです。
浮世絵に全く興味がなかった私なのに虜になってしまいそう。
江戸東京博物館の「大浮世絵展」は1月19日㈰までです。
独りで留守番していた母ですが、ずっと眠っていたようです。
とりあえず安心。
え?無責任すぎるって?
いいんですよ~。
このくらい気分転換しないと。
今日は介護リース会社のスタッフさんとベッドの柵(手すり)を借りる段取りもしたし、明日は訪問リハビリの打ち合わせです。
そして、痛がる母を無理やり歩かせているうちに、少しずつではありますが、立ち上がる時もスムーズになってきましたよ。
「痛いじゃないのっ!!!」と怒った母につねられてしまったけどね~(笑)