長女が、昨日夜遅くに仕事から帰宅しました。
お餅の箱を2箱持って帰ってきました。
「住吉」の久寿餅です。
きな粉とみつが別についていて、食べる直前にかけていただきます。
くず餅は私の大好物。
久寿餅は、川崎大師の名物として知られています。
久寿餅の由来は天保の頃(1830~1844年)。
当時、大師河原村に久兵衛という人がいました。
風雨が強い夜、納屋に蓄えた小麦粉が雨にぬれ、仕方なくそれをこねて樽に放置しておきました。
翌年、樽の底に発酵した純良なでんぷんを発見。
それを蒸してみたところ風変わりな餅ができました。
そこで、久兵衛の「久」と長寿の「寿」をとり、『久寿餅』と名づけたそうです。
母は喉に詰まらせるのが怖いので、お餅を食べることはできません。
1箱に36切れも入っているのに2箱も持って帰ってきてくれちゃって、これは多すぎる💦
しかも賞味期限は3日。
「こんなにたくさんもらっちゃって大丈夫なの?」
聞くと。
長女の職場の上司は昨日お休みだったにもかかわらず、このお餅を持ってきてくれたそうです。
その上司のお義母さんが、なんとこの賞味期限3日のお餅を大量に買ったというのです。
認知の診断が出ているというそのお義母さま。
お饅頭ではなく、お餅なのでかなり重いのです。
それをいったい何箱買ったのでしょうか。
最初は笑ってその話を聞いていた私ですが、食べているうちになんだか泣けてきた。
お義母さま。
話したこともお会いしたこともないそのおばあちゃま。
美味しいお餅。
買って帰ったら、みんな喜ぶだろうと思ったのでしょう。
子供たちや孫たちや。
ひとり1箱ずつって思ったのかな?
重いけど、タクシーで買いに行ったのかしら。
一生懸命持って帰ってきたけど、帰宅したら子供たちに怒られたことでしょう。
「こんなにたくさん!」
「いったい何を考えているの!?」
「賞味期限3日なのに、誰が食べるの!?」
・・・もしも、うちの母が同じことしたら、私は烈火のごとく怒るね(笑)
でもよそのおばあちゃまのその気持ちを考えたら。
みんな喜ぶだろうな、美味しい美味しいって言ってくれるだろうな、たくさん買っていこう・・・そんなおばあちゃまの気持ちを考えたら私は泣けてきたよ。
おばあちゃま、80代?
自分の子供の頃には、戦中戦後でお腹いっぱいのお餅なんて食べれなかったんだよね。
美味しくいただきましたよ。
「自分のおかあさんにもそのくらいの優しい気持ちを持たなきゃね。」
ネコ子ちゃんねぇ、母が腰を痛めて独りで歩けなくなってきてから、なんだか態度がデカくて(笑)
昨日はキッチンの戸棚の上に乗っかってました😅
昇ることはできても、実は降りるのが苦手なんだよね(笑)