暮らしと勉強 Bettyのブログ

実家の母を介護するために北海道から引っ越してきました。片づけと大学通信教育部の勉強と猫と介護と。雑記ブログです。

NHKスペシャル「認知症の第一人者が認知症になった」

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NHKスペシャルで放送された「認知症の第一人者が認知症になった」

本放送は1月11日でしたが、私が見たのは昨日、3月1日(日)の夕方の再放送でした。

 

目次

 

認知症医療の第一人者である長谷川和夫氏

「痴呆」という言葉を「認知症」に変えたのは長谷川和夫氏(90)です。

もともとは「てんかん」の専門医でしたが、40歳を目前に老年精神医学に方向転換されました。

 その長谷川氏が認知症になりました。

〝君自身が認知症になって初めて君の研究は完成する″という先輩医師の言葉を胸に自らが認知症であることを公表したのです。

 

長谷川式認知症判定テスト

認知症の早期診断の指標である「長谷川式認知症判定テスト」をご存じでしょうか。

私の愛読書になった『なぜ、「回想療法」が認知症に効くのか』にも載っています。

 次の9問の設問で、点数をつけ、認知症の程度を判断するものです。

①お年はおいくつですか。

②今日は何年何月何日何曜日ですか。

③私達が今いるところはどこですか。

④3つの言葉を言ってください。後でまた聞くので覚えていてください。

(1)系列 ⓐ桜 Ⓑ猫 ⓒ電車

(2)系列 ⓐ梅 Ⓑ犬 ⓒ自動車

⑤100から7を順に引いてください。

⑥私がこれから言う数字を逆に言ってください。

(1)6-8-2

(2)3-5-2-9

⑦先ほど(問題④の各系列)覚えてもらった言葉をもう一度言ってみてください。

⑧これから5つの品物を見せます。それを隠しますので何があったか言ってください。

(時計、鍵、煙草、ペン、硬貨など必ず相互に無関係な物を使うこと)

⑨知っている野菜の名前をできるだけ多く言ってください。

 

この9つの設問、私だって自信ありません(笑) ④とか⑥とか😓

母にはとうてい無理。

①~③まではなんとかなりますが、⑤の引き算なんて、「100-7=93」でそれ以上進まなかった(笑)

⑨の知っている野菜は5つほどしか出ませんでしたよ。10個以上出てパーフェクトになります。

 

このテストを考案されたのも長谷川和夫氏です。

 

認知症になっても、なお活動している

長谷川氏は現在も講演を続けておられます。

奥様とお嬢さんの助けを借りて。

講演では打ち合わせと違うことをされたり、突然歌を歌いだすこともあります。

それでもオファーがある。

かかりつけのお医者様も、患者である長谷川氏を「先生」「先生」と呼び、リスペクトしていらっしゃる様子がわかります。

 

ディサービス

私が1番心に残ったのがディサービスに対しての長谷川氏の発言です。

長谷川氏は現役の医者である時、患者さんに「ディサービスに行ったらどうか」「家族の負担減になるから行った方がいい」とディサービスの利用を積極的に薦めていたのです。

でも、いざ認知症になった長谷川氏が利用してみると、ディサービスは決して居心地の良い場所ではなかった。

「ひとりぼっちなんだ。あそこに行っても。」この台詞で、見ていた私は大泣き。

 

奥様の負担軽減のためにディサービスに行った方がいいと言う娘さんに、ぼつりと漏らす長谷川氏。

「自分が死んだら(まわりは)喜ぶのではないか。ホッとするのではないか。」

 

老人施設体験入居

長谷川氏は有料の老人施設に入居することを考え、体験入居をします。

その部屋は個室で、画面から見ても清潔できれいな部屋であることがわかります。

それなりに高い施設なのでしょう。

でも長谷川氏は「家に帰りたい。僕の戦場であるあの部屋に。」と口にします。

 

戦場とは。

長谷川氏の自宅の部屋です。

本が300冊もある、決して整理整頓されているとはいえない部屋です。

地震でもあったら崩れ落ちてきそう。

でもその部屋が長谷川氏にとって1番居心地の良い場所なのでしょう。

 

認知症の方の気持ちに耳を傾ける

長谷川氏が言います。

「何がしたい、何がしたくない、そこから出発してほしいよね」

 

私は母に対して、母の気持ちに寄り添っているだろうか。

番組を見て考えさせられました。

母はディサービスに行きたがっているだろうか?→行きたがってない😡

母は「私は施設に入るわ。」とすぐ言う→本音じゃない😓

この番組、母と一緒に見ていたのですが、母は何も感じていない様子(笑)

 

長谷川氏は他に持病もなさそうなご様子。

ご自宅は決して豪邸ではない、普通のお家のご様子ですが、生活に困ってはいないでしょう。

「先生」「先生」と慕われ、講演活動もされている。

奥様はお元気で、娘さんも全面的に面倒を見てくださっている。

かなり恵まれた認知生活だと思います。

これから認知が進めばどうなるかわかりませんが。

 

母は今月もまたディ通いを休みにすることにし、週2回の訪問リハビリ以外は自由きままに自宅で暮らしています。

腰痛はすっかりなくなり、このぶんだと訪問リハビリも今月いっぱいで終了することになります。

来月からはディ復帰の予定ですが、母の気持ちはどうなのか。

「(ディでは)いつも誰とも話さずに、じっと座っているのよ。」と言っています。

自宅で過ごしたいというのが母の気持ちなら、ディ通いをやめてずっと家にいる?

 

ダメです!(笑)←私の本音

 

ディに通っていない現在は、昼寝したい放題で、それで夜眠れなくなったりします。

腰が痛くて寝たきりだった頃と違い、今はひとりでさっさとベッドから起き上がれるので、夕べも夜中1時すぎに起きてきて、「ねぇ、私夕飯食べてないわよ。」と私を起こしに来た~(;'∀')

 

コロナ騒ぎが治まったら、またぜひディに行ってください!

 

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母の部屋には常に花を飾るようになった