昨日、妹は家の中の片づけをしていました。
その時に本棚を動かそうとしたのです。
妹の家は、義弟(妹の旦那様)が本好き、妹も本好き、息子3人は漫画好きで、やたら本がたくさんあります。
目次
妹、頭から流血する
本棚を移動させている時に、本棚をささえている天井の棚が落ちてきて、妹の頭を直撃したのです。
妹は頭から流血しました。
義弟は妹の頭の傷を見て「これは縫うことになる!」と青くなりました。
GW中ですから、病院は開いていません。
#7119「救急相談センター」に電話をする
まず救急相談センターに電話をしました。
高齢者を抱える私は、以前知り合いのケアマネさんから電話番号を教えてもらっていました。
「119番にかける前にまずは救急相談センターの#7119に電話をして、救急車を呼ぶべきか相談してみてね。」と言われていたのです。
その番号を妹にも伝えてありました。
妹は自分で救急相談センターに電話をしました。
意識障害なし、吐き気なし。
相談したいのは
・すぐに受診すべきか
・様子をみてからで大丈夫なのか
なのですが、救急相談センターのオペレーターさんに症状を説明すると「すぐに救急車を呼びましょう」とのことでした。
「え?救急車?」
救急車に乗って病院へ行く
ちょっと大袈裟なような・・・でも救急相談センターに言われたんだから・・・と、妹は救急車を呼んだのです。
救急車の中で
救急車はすぐに来てくれました。
救急隊員「病院行きますぅ?たいしたことなさそうですよ。傷口縫うほどじゃないです。」
妹「でも救急相談センターの人に言われたので、念のため病院に行きたいんです。」
救急隊員「困るなぁ、救急相談センターもこのくらいのことで救急車呼ぶなんて・・・云々かんぬん・・・」
血圧を測ってもらったところ、何度やり直しても200を超えたこともあり「じゃあ病院行きます?」となりました。
病院に到着
そうして、病院に着いたものの消毒だけはしてもらい、何時間も待たされることになりました。
1年目の研修医先生
1年目だという研修医の先生が対応してくれ、先輩らしき女医さんに「やってみて。」と言われて、一生懸命に研修医先生はバイタルや問診をおこないます。
心電図や測定器などをつけながら、一生懸命に研修医先生は手の動きや感覚をチェックしてくれました。
途中ピーピーとアラーム音がうるさく、先輩医師が「それ、とっちゃって。」と感じ悪く看護師さんに命令して、心電図や測定器をすべて外しました。
ベテラン医師現る
結局CT撮るほどの怪我じゃないと判断され、帰宅することになり、妹は研修医先生に説明を受けていました。
研修医先生「後々に異常がでることもあるので気をつけてください。」
そこへベテラン先生がやってきました。
ベテラン先生「君、研修医だろ?僕が傷口を縫うからよく見ておきなさい。」
それを聞いて妹がびっくりして「傷、縫うんですか?」と聞きました。
妹「救急隊員さんに縫うほどではないと言われましたが。」
ベテラン医師「救急隊員は診断できないよ。」
研修医先生「(おずおずと)いや、縫うほどではないと思うんですが・・・」
ベテラン医師、妹の頭を見て「あぁ、縫うほどじゃないね。」とあっさり。
妹「頭、洗ってもいいですか?時々消毒すればいいですか?」
ベテラン医師「消毒は表面しか効かないんだ。内部にバイ菌が入り込むとそれを消毒することはできない。破傷風は空気の触れないところからバイ菌が増えていくんだ・・・云々かんぬん・・・」
帰宅
とまぁ、これで妹は帰宅しました。
丁寧に世話をしてくれた研修医さんに何度も御礼を言って。
妹「すみませんね、こんな時期に、こんな怪我で救急車までよんでしまって。わからないから救急相談センターに電話をしたのに、結局忙しい医療従事者の方たちに迷惑をかけてしまった。」
「119」にかけるのは慎重にしましょう
GWでただでさえ忙しいだろうに、今年はコロナもあり、医療従事者の方はどれだけ切迫した中でお仕事されているのか。
それを垣間見たような病院のピリピリした風景だったそうです。
コロナでは容体が急変することも多いので、救急相談センターの方も救急車を呼ぶ判断が緩くなってきているのかもしれません。