私は今大学のオンライン授業を自分の能力以上にとってしまい、とても忙しいのです。
毎日授業を受けて、レポートを作成しています。
その日も授業を受けている真っ最中でした。
そんな時に北海道の主人から電話が入りました。
主人「ビデオ通話にしてよ~。」
はい?
この忙しい時に?
ビデオ通話にすると、主人がテンションあがりまくりで、猫の様子を映してきました。
主人「可愛いだろ~ね?可愛いだろ~。」
主人「この白い猫が俺のお気に入りなんだ。飼いたいんだけどさ。オヤジが喘息だから無理だよね。」
主人と一緒に暮らしている義父は喘息もちです。
ましてや主人も義父も猫を飼ったことはありません。
我が家のハナさんが北海道で暮らしていた頃は、主人は茨城に単身赴任していましたので、主人はハナさんと暮らしたこともありません。
しかも今現在、主人は義父と二人暮らしですが、来春にはたぶん転勤があり、二人暮らしにも終止符が打たれる確率大なのです。
動物を飼うなんて絶対に無理!
この猫一家は、ご近所猫家族とソリが合わなかったのか、一時他の場所へ引っ越していったのですが、やはり戻ってきました。
主人よ。
動物を飼うというのは、そんなに簡単なことじゃないんだよ。
主人は動物が大の苦手でした。
小さな頃近所で飼われていたスピッツに噛まれたのです。
それ以来、動物を撫でることもできなかったはずなのに、ハナさんに時々会っているうちに、いつのまにか動物好きのオッサンになっていました。
スピッツ。
昭和のあの頃、あちこちの家で飼われてたっけ。
従姉の家でも「コロ」と名付けられたスピッツを飼っていて、いつもキャンキャン吠えてた。
家人以外には、決して懐かなかった。
コロは何度か脱走し、最後は二度と帰ってこなかったな。