もうずっと紅白歌合戦というのは、じっくりと観ていないのですが、なんとなくTVのチャンネルは大晦日の夜はNHKです。
我が家の居間のチャンネル権は母にあるので、大晦日でなくてもいつもNHKです。
今年の紅白は、無観客ということでしたが、私が予想したとおり、全く違和感はありませんでした。
むしろ静寂の中で音楽に集中できてよかったと思う。
といっても、私がきちんと観たのは後半の「エール」からのGReeeeN~嵐~鬼滅の刃のあたりと、YOSHIKI、そして玉置浩二氏の「田園」くらいでした。
目次
GReeeeN
まさか顔出しはしないよな~と思っていました。
でも、パッと照明がつき、GReeeeNの4人の顔がはっきりと見えた時「え?生放送のミステイク?」と思ったくらいびっくりしました。
GReeeeNは歯科医師としての職業と音楽を両立するために姿を表さずに活動しています。
なので、今回の紅白出場も「たぶんシルエットだろうな~」と思っていたのです。
それが完全な顔出し!
でもあの動きはCG?
いや、どっちでもいいよ。
歌がすごくよかったし。
GReeeeNの歌はいつもそうですが、人間愛とかすべてに感謝したくなるようなスケールの大きな愛情を的確な言葉でわかりやすく表現している詞が多いのです。
トリでMISIAが歌った「アイノカタチ」もGReeeeNの曲です。
GReeeeNが歌った「キセキ」は後ろの映像とオーバーラップして、被災地の人だけでなく、今の環境で苦しんでいる人への応援歌になったと思います。
GReeeeNの曲は、私は自分の子供たちの受験期を思い出す。
個人的には『刹那』が好きです。
嵐
紅白を1つの節目にして、新しい活動にうつるアーティストは多い。
古い話で恐縮ですが、これを最初にやったのは都はるみさんかな?
1984年。
紅白歌合戦を最後に引退することが決まっていた都はるみさんがトリで歌い終えると、会場から「アンコール」の連呼が起こりました。その時の白組の司会者鈴木健二アナウンサーの「私に1分間時間をください!(アンコールするかどうか決めるから)」が語り草になりました。
こんなの覚えてるの、私だけ?年齢を感じさせます(;'∀')
そんな都はるみさんの引退劇とは対照的に、シンプルに静かに休止前最後のステージを終えた嵐はよかったと思う。
休止前に1年間がんがん稼がせようと事務所は目論んでいたのかもしれないけど、コロナがそれを拒んだ。
大野君、ゆっくり休んでください。
夢をたくさんありがとう。
「君のうた」の「いつか巡り逢える虹の橋で」の歌詞の部分で相葉ちゃんがアップになった。
いい表情してた。
田園
私、ニュースをぜんぜん見ていないもんで、玉置浩二さんが紅白に出場されるなんて知りませんでした。
大泉洋さんのお話によると「司会が決まった際にプロデューサーから『何か要望がありますか』と聞かれて『ダメ元ですけど、北海道出身の玉置浩二さんの歌が聞きたいです。』と言ったら叶ったんです。」とのことです。
大泉洋さん、いい仕事してくれた!
大泉洋さんの曲ふりがまたよかった。
「生きていくんだ、それでいいんだ。玉置浩二さんの『田園』です。」
玉置浩二さんがオーケストラとの共演で歌った『田園』、鳥肌たつほどに素晴らしかったです。
天才って、この人のことを言うんだ・・・
東京フィルハーモニー交響楽団を指揮していらっしゃった柳澤寿男氏が最後に玉置浩二さんに負けないくらいの表情でふたり目を合わせたのが印象的でした。
まとめ
紅組の司会、二階堂ふみさんが今までの司会者に比べると地味だなって思った。
でも今の状況を考えると、あえて抑えて演出したんだろうか。
そして、司会とは本来そういったものかもしれない。
必要以上にはしゃぎすぎず、落ち着いた声での番組進行は、見ている私たちに安心感をあたえました。
一部分しか観ていない私が言う資格はないけど、今年の紅白良かったんじゃない?
歌をじっくり聞かせる番組。
もう紅白に分けないで、勝敗なしにして、これからも観客なしにして、番組のターニングポイントにしてもいいのかもしれない。
毎年思っているんだろうけど、なかなか実行に移せなかった。そんなとこ?
全く素人の私の感想を最後までお読みくださりありがとうございました。
良いお正月をお過ごしください。