先日のNHK『チコちゃんに叱られる』働き方改革コーナーで、”日本のパワースポットベスト3”というのをやっていました。
今日は歴史に絡めて、そんなパワースポットの紹介です。
目次~日本のパワースポットベスト3~
神奈川県三浦半島久留和海岸
第3位は久留和海岸。
子宝に恵まれるといわれている
その触れただけで子が授かるかもしれないという子産石が久留和海岸では稀に見つかるというのです。
久留和海岸は子産石を象徴する海岸ですが、子産石については日本各地の海岸で言い伝えられています。
NHKBSプレミアムで毎朝放送している『澪つくし』の再放送でも、まだ若き日の沢口靖子さん演じる主人公が子産石を抱えている姿がありました。
私の友人も、昭和の終わり頃ですが、子産石を義両親の命令(?)で石を抱えさせられました。
友人はその後子宝に恵まれましたが、その石のおかげだったのかどうかはわかりません。
石を抱えさせられたこと「ただ、ただ、屈辱だった。」と何十年経った今でもその友人は話しております。
私も結婚してから何年も子供ができなかった時代があり、その気持ちはよくわかります。
京都市上京区一条戻橋
第2位は一条戻橋。
民俗学的に見ると、川や橋は生と死の境界の象徴として古くから捉えられていました。
京都市の一条戻橋は元々
平安時代に高名な学者が亡くなり、その棺がちょうどこの橋に差し掛かったところ、息子が「どうか息を吹き返してほしい」と願ったところ、その人が生き返ったという伝説があるそうです。
この死者の魂が戻ったという逸話から、一条戻橋と呼ばれるようになったのです。
異なる世界、異界魔界の穴なんだとか。
東京都千代田区大手町将門塚
第1位は将門塚。
私のブログでも何度か取り上げさせていただきました。
ここは最強のパワースポットといわれています。
不遇の死を遂げた平将門の霊力は一般的にいわれる御霊信仰をはるかに凌ぐ非常に強い力があります。
平将門が主人公のNHK大河ドラマ『風と雲と虹と』については、市井學人 (id:nazegaku)さんが詳しくレビューを綴ってくださっています。
日本三大怨霊
平将門、先日のこのブログでとりあげた菅原道真、そして崇徳院(鳥羽天皇と妻璋子の第一皇子であるが、実は白河法皇と璋子の密通の子?との疑惑がある。保元の乱後は罪人として扱われた不遇の天皇。)は「日本三大怨霊」ともいわれています。
怨霊といわれてもねぇ。
たぶん無実の罪に近い中で無念の死を迎えなければならなかった人たちなのです。
まとめ
『チコちゃんに叱られる』で紹介された3つのパワースポット。
私はいずれも行ったことがありません。
パワースポットという都市伝説に頼っているわけではありませんが、歴史を感じるという意味で、将門塚は1度は訪れてみたいと思います。
パワースポットを訪れるのは悪くないかもしれませんが、今は我慢して…と『チコちゃんに叱られる』でも訴えていました。
コロナ禍が落ち着いたら、将門塚行ってみたい。