小学校35人学級、法案が閣議決定…今後5年で全学年へ
公立小学校の学級編成を35人に引き下げる「公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律の一部を改正する法律案」が2021年2月2日、閣議決定された。2021年度から5年かけて1クラスあたり35人に引き下げる。教育業界ニュースより引用
知らなかった!
私の二女が中学校を卒業してすでに10年以上。
今なお小中学校が40人学級だったとは!(小1は2011年から35人学級)
目次
小中学校の学級編成の歴史
小中学校の学級編成の歴史を振り返ってみましょう。
1947年 50人学級
1964年 45人学級
1980年 40人学級
2021年 35人学級スタート(小学校のみ。小1は2011年から。)
「40人から35人になるまでに40年間もかかってんじゃん!」
このコロナ禍、3密回避のために少人数学級が実現した?関係ない?
「密はだめよ。十分なソーシャルディスタンスを!」
私の小中学校時代(昭和高度成長期~)
私が小中学校へ通っていた頃は45人学級でした。
私は小学校も中学校もマンモス校でした。
私が中学1年の時は、1年15組だったっけ(笑)
もちろん45人キツキツ(-_-;)
毎年クラス替えがありましたが、3年間過ごしても、顔も名前も知らないという同級生がたくさんいました。
学区内には、大企業の社宅や公務員の社宅がたくさんありました。
私が卒業後まもなく、新しい小学校中学校ができて人数は減りました。
子どもたちの小中学校時代(平成のバブル崩壊後~)
私の子供たちの小学校は、たまたま人数の関係でいつも1クラス27~8人でした。
小学校がそのまま中学校に進学し、まるで小中一貫校のようでした。(中学校でどこの小学校とも交わらない)
なので、1クラスの人数を深く考えることはありませんでした。
40人学級だという現状がわかっていませんでした(;^ω^)
9年間ずっと一緒の、のびのびとした環境で、子供たちはもちろん、親も学校中の子供の顔と名前を知っているといっても過言ではありませんでした。
世界の現状は
世界の中では先進国では、1学級20~30人があたりまえです。
アメリカテキサス州では小学4年生までは22人学級、イギリスは小学校2年生までは30人学級です。
そして米軍基地内の学校は18人学級(小1~3)です。←日本国民の税金でまかなわれています。
少人数学級の効果
コロナ対策の3密回避
教室での身体的距離を、政府方針の2m確保するには20人学級、1mの確保には30人学級が必要です。
ゆきとどいた学習環境のために
学級規模が小さいほど、授業内容の理解が深まるという研究事例もあります。
教員の負担は減るでしょう。
学習以外の心のケア
教員1人1人が丁寧に見られるのは25人以内といわれています。
個別の心のケアならなおさらです。
まとめ
私は大人数の学級の中で学びました。
でも悪いことばかりではありませんでした。
たくさんクラスメイトがいれば、気の合う同級生と気が合わない同級生ができます。大勢いるのですから、その中で気の合う友人を見つけることができました。
1クラスの人数が少なくて、気の合わない同級生ばかりだったら、残念です。
ただ勉強に関しては、大人数のクラスでは、先生はできる子ばかりに目がいっていた感じがします。
いっそ、40人学級のままでよいので、教室を広くして、完全2人担任制にするというのはどうでしょうね?
私は子供たちが成人したので、今の教育環境という話題にあまり関心がありませんでした。
でも孫が生まれるような年齢になってみると、無関心ではいられませんね。