先日、母が通うディのリハビリ科の科長さんとケアマネさんから、「自宅訪問」について説明を伺いました。
この件については作業療法士(id:Rehealth)さんに言及していただきました。
ありがとうございます。
わざわざ来訪して説明してくださった科長さんやケアマネさんより、こちらのブログでの説明の方がわかりやすかったです。
専門職から見る介護のことだけでなく、畑の野菜収穫の様子なども楽しく紹介してくださってるブロガーさんです🍅🥒🍆
私が「自宅訪問の必要性」について、ケアマネさんに質問したため、その返答のために再度来訪してくださった科長さんから、「訪問指導報告書」をいただきました。
普通はこういった報告はないそうです。
私がクレーマー(?)だったがために(笑)、「訪問指導報告書」をいただくことができました。思わぬ収穫?(笑)
目次
訪問指導報告書~94歳母、要介護2~
玄関から廊下
(マンションの)入口から玄関まではバリアフリー状態であり、おおむね移動に問題はなし。
玄関間口も広く、靴の使用も問題ない。
廊下幅は80cmあり手すりなくもつたわりでの移動が可能。
現状廊下での転倒歴はない。
居間
廊下から居間までの移動には、手すり完備からつたわりながらの移動となる。
90cm高の手すり使用にて寝室までの移動は見守りレベル。
居間の移動にはつかまる場所がある。
日中はこの場所で過ごしている。
これまでの転倒歴は、この居間で2回あるとのこと。
手すりなく、椅子に掴まる動きから今後も注意が必要と考える。
寝室
寝室は十分な広さあり。
介護用ベッドは木製ベッド使用。
タッチアップ利用で、現状ベッドからの転倒なし。
トイレ
トイレは十分な広さで掴まる場所はあり。
簡易手すりあり使用中。
トイレは標準タイプであり特に問題なし。
浴室
浴室については、手すり環境が少なく、シャワーチェア使用での入浴となっている。
マンション構造から、手すり等の増設については制限があるとのことから、家族の介助により主にシャワーチェア利用での入浴となる。
入浴までの動線は段差なく移動は問題なし。
しかし、浴室内での方向転換動作は服をつかむことができない事から転倒の危険が残る。
このため立位保持や方向転換動作については実際の入浴場面で訓練することが重要と思われる。今後入浴計画において考慮した関わりが必要。
※入浴計画
セラピスト側:下肢筋力強化や短距離の移動能力及び方向転換動作について、施設側での訓練を継続していく。
このことにより、入浴動作で使われる能力維持向上につながるもとのと考える。
介護側:実際の入浴動作では移動時のふらつきを考慮し、方向転換動作をとり入れた入浴訓練を実施していくこと。
報告書を読んで感じたこと
報告書を見て、現状とは違うなと感じた箇所がありました。
母が1日のほとんどを過ごす場所
報告書では「日中は居間で過ごす」とありました。
母が1日のうち、1番長くいる部屋は居間ではなく、寝室です。
居間では食事やお茶の時間のみ過ごします。
📺も居間にはなく、母の寝室にあります。(居間から母の寝室のテレビを見ることはできます。)
過去に居間での転倒が2回あると報告書に記載されていますが、その転倒時はいずれも居間に母の布団を敷いていたため、寝起きの動作の中でその布団の上で転んだのです。
ベッドで寝起きするようになり、転倒は今のところありません。
母のお風呂事情
浴室に手すりがないのは、確かに危険です。(浴槽にはあります。)
しかし手すりがないので、母が湯舟に浸からないのではなく、母は元々湯舟に入るのが好きではないのです。
なので手すりのあるなしに関わらず、母はシャワーのみの利用です。
指導報告書をもらえてよかった
クレーマーの私は報告書をいただくことができました。
他の利用者には、訪問はあっても報告書は配っていないそうです。
読んでみて「なるほど」と思うこともありましたので、利用者さんのご家庭にすべて指導報告書を配ればいいのになと思いました。
自宅介護において、入浴はハードルの1つです。
入浴を自宅でやるのが難しいから、ディサービスに通っているというシニアの方も多いと思います。
北海道で独り暮らしの義父は、自宅では入浴せずに、ディサービスで入浴しています。
寒い冬の北海道でも、施設の大きなお風呂であれば暖かいです。それも利点のひとつですね。