私は『鎌倉殿の13人』のネタバレは存じあげませんが、当ブログでは史実としてのネタバレが含まれます。
ご注意ください。
NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』、主人公北条義時は八重のことがずっとずっと好きなのですが、どうもその思いは空回りしています。
硬くなった草餅あげたり、好みではないキノコをプレゼントしたり。坂東女子はお芋やナッツが好きなようです。義時くん、下調べがなってないよ。
で、結局八重からは「お断りします」ときっぱり!
号泣する義時くん。
なのにしつこい(笑)
今度は、八重さんを自分が所領する江間まで連れてきて、ちょくちょく顔をだしています。
八重はやはり毅然とした態度で、義時の気持ちをシャットアウトしますが。
予告だと来週はふたりの関係に進展ありでしょうか?
そんな北条義時の妻となる女性は誰でしょうか。
『鎌倉殿の13人』がどうなるかは知る由もございませんが、史実では正妻となるのは八重さんではありません。
目次
北条義時の妻
1979年大河ドラマ『草燃える』で北条義時の正妻
今回『鎌倉殿の13人』では堀田真由さんが義時の正妻を
堀田真由さん、好きな女優さんです。楽しみです。
比奈は比企朝宗の娘です。
比企朝宗は
『吾妻鏡』では「比企の籐内朝宗が息女、当時権威無双の女房なり。殊に御意に相叶う。容顔太だ美麗なり」とあります。
かなりの美人だったようですね。
義時は姫の前にぞっこんで恋文を送り続けましたが、相手にされず、見かねた源頼朝が間をとりもち、めでたく結婚したのです。
比企能員の変
姫の前は北条義時と離縁することになります。
原因は建仁3(1203)年9月
『吾妻鏡』では比企能員の変の後の姫の前については消息不明です。
しかし『明月記』によると、姫の前は義時と離縁した後
姫の前は再婚後まもなくの承元元(1207)年3月29日に亡くなっています。815年前の今日です。
義時の三男、北条重時
姫の前は北条義時との間に、二男朝時と三男重時をもうけています。
重時は六波羅探題北方・鎌倉幕府連署などの幕府の要職を歴任し、鎌倉幕府政治の安定に大きく寄与しました。
北条から足利尊氏への系図
北条重時の孫娘は足利尊氏のおばあちゃんであり、北条重時の孫北条義宗の孫は足利尊氏の奥さん(大河ドラマ『太平記』で足利尊氏は真田広之さん、妻は沢口靖子さんが演じられていました)です。
なので、室町幕府将軍足利氏には、北条義時からの北条重時の血が繋がっているわけです。
足利尊氏はもともと源氏の流れですから、源頼朝とも親戚なわけです。
結局日本中、源氏か平氏なのか?
もっといえば、もともとは日本中天皇家の親戚か?