本日のブログは、NHK『チコちゃんに叱られる』の4月29日㈮の放送からです。
テーマは、「猫の目が暗闇で光るのはなぜ?」
「知らんわ。」
目次
猫の目が暗闇で光るのは目の中に反射板があるから
猫の目、暗闇で、きらりんと光りますよね✨
それはなぜか?
答えは、猫の目の中に反射板があるからです。
猫の目の中には、人間の目にはないタペタムという反射板があります。
人間の目と猫の目の構造はほぼ同じなんですが、1カ所だけ、反射板があるかないかの違いがあります。
猫の目から発光しているわけではありません。
カメラのフラッシュであったり、車のヘッドライトが当たることによって、タペタムが光を反射させているのです。
猫の目に反射板が必要なのはなぜ?
なぜ、猫の目は光を反射させる必要があるのでしょうか。
それは、目の中に入ってきた光をタペタムで反射させることによって目の中で光を増幅させているのです。
入ってきた光が網膜を通過して、タペタムに反射させます。
その反射した光がもう1度網膜を通過します。
網膜に光が2回当たることによって、光を感じる量が2倍になって、暗がりでも物がよく見えるようになります。
猫は野性時代、夜行性であるネズミを捕るために暗がりでの狩猟のため、暗闇でもネズミ(獲物)を見つけられる目に進化したのです。
まぶしくないの?
猫さん、光を増幅させることで、昼間はまぶしくないのでしょうか。
結論、まぶしくありません。
猫はまぶしい時に瞳孔で目の中にはいってくる光の量を調整できます。
また昼間は常に光が目に入ってくる状態です。なのでタペタムに反射した光は昼間の明かりに混ざってしまいます。
夜の懐中電灯の光はまぶしいのに、昼の懐中電灯の光はまぶしくないのと同じ現象です。
「瞳孔はパッチリしてた方が可愛くね?」
他の動物にもタペタムはある
他にも夜行性の動物の目には、タペタムがあります。
犬にだってあります。
ライオンとかシマウマとかタヌキとか。
猿は夜行性のアイアイなどにはタペタムがありますが、昼に活動するニホンザルなどにはタペタムがありません。
そういえば、都会に住むアライグマが、夜こっそり民家の庭に忍び込む時に防犯カメラで撮られた姿、目がキラリンと光ることがありますよね✨
あれもタペタムで反射させているのですね。
以上、NHK『チコちゃんに叱られる』から、「猫の目がなぜ暗闇で光るのか」をまとめさせていただきました。
4月29日放送の『チコちゃんに叱られる』は、NHKプラスで、5月6日㈮ 午後8時42分まで配信しています。