今週のお題「最近おもしろかった本」
BSプレミアムで、映画『ツレがうつになりまして。』を視聴しました。
主演は宮崎あおいさんと堺雅人さん。←篤姫と徳川家定ですね(笑)
宮崎あおいさんの可愛らしいこと。
そしてまたイグアナが可愛らしい。
原作はエッセイ漫画です。
確か、妹が持っていたような?
妹は漫画好きなもんで。
持っていました。
借りました。
読みました。
タイトルで想像できますね。
御主人が「うつ病」になって、その闘病生活を綴ったエッセイです。
続編もあるので、全3冊です。
うつ病になったご主人は、もともとは「失敗は成功の母」が座右の銘であるという楽天的な方でした。
失敗を恐れず、「失敗しても恥をかいても、そのことで成長するからいいや。」がポリシーの前向きな性格だったのです。
ただ、とても真面目で完璧主義な方でした。
そして、モーレツに忙しいサラリーマンでした。
ご主人の完璧主義は、食べる物も着る物も。
たとえばお弁当に入れるチーズは。
月曜日 エメンタール
火曜日 ゴーダ
水曜日 レッドチェドーかマリボー
木曜日 モツァレラ
金曜日 サムソー
…という具合に決まっています。
ネクタイもお風呂の入浴剤も曜日によって、きっちり決められています。
苦労がたくさんあったのでしょうけど、漫画は明るくユーモラスに描かれています。
漫画の合間に、ご主人(ツレ)からのコラムがあって、それがまたご夫婦の苦労を思わせますが、決して暗くはなりません。
ご主人はうつ病発症後すぐに仕事を辞められていますが、奥様は当時売れない漫画家で、生活は失業保険に頼るものでした。
この奥様だからこそ、乗り越えられたのかなとも思います。
そして、最後の御主人のあとがき、「ありがとう。今日も僕は生きています。」で、号泣しました。
漫画ですから、とても読みやすいです。
3冊、あっという間に読み終わりました。
ただ、闘病中の方からの感想として「バイブルになっている」という方もいらっしゃれば、「読まなきゃよかった。」というのもありますので、ご注意くださいね。