昨日は、徳川家康の2番目の正室、あさひ姫について語らせていただきました。
今日は、若き家康が結婚した最初の正室、築山殿についてです。
目次
瀬名姫
今川家の家臣である関口親永の娘瀬名姫は、弘治3(1557)年正月15日、今川家の人質として駿府にいた松平元信(後の徳川家康)と結婚します。
466年前の今日です。
瀬名姫の母は、今川義元の妹ともいわれ、また井伊直虎(2017年大河ドラマの主人公)とは従姪の関係であるとも言われています。
築山殿は悪女?
瀬名姫、のちの築山殿は「悪女」のイメージが強いのですが、私は昔から好きで、武田と内通していたとか、唐人医師・減敬と密通があったとか、そういった悪い噂は、のちに家康が築山殿を殺害したことの正当性を主張するための、徳川家の策略ではないかと私は思っています。あくまで私個人の勝手な妄想です。
実際、一次史料に、築山殿と武田の内通、唐人減敬との密通などの記事はなく、近年では築山殿の殺害と息子信康の切腹は、家康信康父子の対立その他が原因とされている説も多くあります。
史料を「いつ」「どこで」「だれが」書いたか、の三要素であり「そのとき」「その場で」「その人が」の三要素を充たしたものを「一次史料」と呼び、そうでないものを「二次史料」と呼んでいる。
一次史料の代表的なものには日記、書翰、公文書がある。
国立国会図書館HPより引用
パパにチクった徳姫
築山殿の悪口を織田信長に吹き込んだのは、信長の娘徳姫であるとも言われています。
このあたりもちょっと史実がどうなのかは疑わしいところ。
「どうする家康」で徳姫は登場するのかな。
大河ドラマで築山殿を演じた女優さんたち
NHK大河ドラマ「どうする家康」で、徳川家康の正室瀬名姫を演じるのは有村架純さん。
可憐な有村架純さんが演じるこのキャスティングで、「どうする家康」での築山殿は、今までの大河ドラマの築山殿と違うイメージで描くのであろうと私は思っています。
池上季実子さんは「おんな太閤記」の淀殿でもそうでしたが、悪女を演じてもとにかく可愛らしいのです。
菜々緒さん演じる築山殿の最期に、私は嗚咽をあげるほどに泣きました。
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有村架純さん演じる築山殿は最期までどういった姫を見せてくれるのか。
楽しみでたまりません。
「どうする家康」初回
「どうする家康」、有村架純さん演じる瀬名はとても可愛らしい姫です。
今まで悪女のイメージが強いだけに、松潤と有村さんのかくれんぼごっこなどは違和感あった方が多いでしょう。
このバカップルもどきのシーンは13歳の設定だったらしく、演じてらしたご本人たちも「これ、大丈夫かな(笑)」と思ってらしたそうです。
たとえば、2020年大河ドラマ「麒麟がくる」では築山殿はずいぶんと嫌な女でした。家康演じる風間俊介さんが辟易してましたもんね。
「おんな城主 直虎」では、幼き日の瀬名が今川氏真に恋いこがれていました。
しかし「どうする家康」では、氏真が瀬名を側室に希望していました。
ちなみに今川氏真も私好きです。
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思い込みでコリコリ固まっていた歴史上の人物たち、昨今の研究のおかげでイメージが覆ってくることも少なくありません。
しつこいくらいに、NHKでは「どうする家康」の番宣やってましたけど。
昨年の「鎌倉殿の13人」の評判がよかったので、制作陣もプレッシャーなのでしょうね。
初回「どうする桶狭間」面白かったですよ。
さて、今日は第2回目です。