セブン&アイホールディングスは3月9日、今後3年以内にイトーヨーカ堂14店舗の閉店が新たに決まったと明らかにしました。
これまでにも19店舗の閉店が決まっていて、発表時点での126店舗から2026年2月末までに93店舗となる見込みです。
スーパーは大きく、食品を中心に扱う食品スーパーと、雑貨やアパレルもそろえる総合スーパーの2つに分けられます。
ヨーカ堂は、総合スーパーで、イオンに次ぐ業界2位のポジションにあります。
多くの店舗において「1階は食料品、2階(3階)は雑貨やアパレル」というスタイルを取っています。
私は学生時代に経済学の授業で「1970年頃は、1位がダイエーでイトーヨーカ堂は圏外だったが、現在は2位です。」と習った記憶があります。
その1980年代初頭、イオン(当時はジャスコ)以外にはニチイだとかユニーが上位だったような。
私はその頃石川県の金沢市に住んでいましたが、当時の金沢にコンビニは存在しませんでした。
大学進学のために地元を離れた妹は「セブンイレブン?何、それ。」と言って、同級生に呆れられた苦い思い出があります。
セブンイレブン1号店は東京都に1974年オープンしました。
小さなスーパーマーケットを次々に呑み込んでいったイオンやイトーヨーカ堂。
業界1位のイオンは、自社のアパレルではなくアパレル専門店にテナント貸しする方針でしょうか。それでも定着せず、店舗が短期間で変わることがよくあります。家賃が高いのか?
イオンにしても、イトーヨーカ堂にしても、自社のアパレルはお値段が安くない。
バブルの頃は、ブランド物に比べてスーパーの衣料品はお手頃価格というイメージだったのが、今はユニクロなどアパレル専門店は低価格化しています。
令和の今、スーパーの衣料品は高いのです。
イオンが地方の郊外に店舗を構え、車での来店に対応しているのに対し、イトーヨーカ堂は駅前の一等地に店舗がある場合が多い。
立地の良さを誇る店舗はこれからも生き残るのかなと思うのですが。
できれば、イトーヨーカ堂もイオンのように、どんどんアパレル専門店もしくは無印良品などの生活雑貨を扱うようなお店が入ってくれたら、また客層も変わると思うのですが。
立地のいい店舗ゆえに、これまた家賃がお高いのでしょうか?
先日3月10日に亡くなられた伊藤雅俊氏が昭和33年に家業の洋品店をもとに設立したイトーヨーカ堂。
買い物難民を増やさないためにも、お願い、ヨーカ堂さん、がんばってください。
ネット通販に頼りがちだけど、食品だけはやはりスーパーでの買い物がメインです。