SNSを中心に、今短歌がブームだそうです。
インスタなどに添える文として、短い歌である短歌はぴったりです。
3月14日のNHK「クローズアップ現代」で短歌について特集していましたよ。
NHK朝ドラ「舞いあがれ!」の脚本家桑原亮子さんは歌人でもあり、ドラマは航空学校編終了後に私の好みの物語から外れていったのですが、短歌か物語の随所に散りばめられているのが好きで視聴をずっと続けています。
俵万智さんも「舞いあがれ!」のファンのようで。
「舞いあがれ!」で赤楚英二さん演じる貴司くんが歌人で、短歌がよく登場するのですが、俵万智さんがその短歌に突っ込んでみたり、妄想で短歌をどんどんと作り上げていったり、編集者リュー北条へモノ申したり(笑)
主人公舞ちゃんと貴司くんに赤ちゃんが生まれたという放送後、俵万智さんご自身の子育て時代を思い出しながら歌った作品なんて、めっちゃ刺さる。
「泣くという音楽がある」なんて、心に響くじゃないですか。
そうか、赤ちゃんの「泣く」は「音楽」なんだ…
「うぇぇぇぇぇぇ~ん~~~(>_<)~~~」
いやいやいや、「泣く」が「音楽」は新生児限定だろ(笑)
それ以上に秋月さんの長山短歌賞佳作作品を妄想した歌が好きです。
恵まれているとはいえない環境で育った秋月さんの心の支えは貴司くんの歌で、主人公舞ちゃんの唯一の恋敵的存在だった秋月さん。
貴司くんへの恋心が実らずドラマから去って行った秋月さんのその後が私も大変気になっていたので、「ヤバい…とまらん…」という俵万智さんの妄想がすごく嬉しかったです。
古語を用いる文語体が主流だった短歌の伝統に、歴史的な変換をもたらしたのが若き日の俵万智さんでした。