先週、私は3日間、0歳9か月のまご子ちゃんを預かりました。
まご子ちゃん、熱が出て、保育園を休まなくてはならなかったからです。
今週は本当は2歳11か月のおまごちゃんの家に行く予定でした。
しかし、私が体調を崩したため行けなくなりました。
片道2時間のおまごちゃんの家に行かなくてよかった。
実は今週もまご子ちゃん(0歳)熱を出したんです。
保育園から連絡を受けて、私が保育園に迎えに行き、また預かりました。
目次
保育園の洗礼
「保育園の洗礼」という言葉をご存じでしょうか。
0歳8か月で保育園に通い始めたまご子ちゃんは、初めての集団生活で、今月2回も熱を出してしまいました。
お医者さんの話ですと、おそらく最初の風邪が治りきらないうちに、次の風邪に感染したのであろうということでした。
2歳のおまごちゃんも土日でしたが、39℃の熱を出しました。
こちらは、旦那様のご実家が近いので、向こうのお母様(大ママ)も積極的に手伝ってくださっています。
私の娘たちのように、実家が手伝える状況であれば、仕事を休まずにすむのですが、世の中には、そうでない家族の方が多いのです。
子持ち様論争
今SNS上で「子持ち様」論争が盛り上がっているのを目にされた方も多いでしょう。
「子持ち様」とは、子どもを持つことを理由にマナー違反が周囲との軋轢を生み出してしまう親のことを指す言葉です。
子どもの病気で休んだ母親の仕事を負担することになった同僚の投稿がきっかけでした。
「子持ち様が頻繁に休んでずるい」というのです。
私の妹は、産休育休を駆使し、3人の男の子を育てながらフルタイムで働いてきました。
定年退職が近い妹、今はその恩返しの時であると考え、お金にならない役職(雑用ともいう)をどんどん引き受け、休んだワ―ママ(時にはワーパパ)の同僚の仕事をカバーし、老体に鞭打って働いています。
そんな妹でも時々、複数人に休まれると「大変だ…」と途方に暮れることもあるそう。
「子持ち様」も「子持ちでない様」もどちらも悪くないと思うのですが、これには企業や国が助けていかないと、解決はしないでしょう。
資生堂の取り組み
老舗の化粧品メーカー「資生堂グループ」は、社員の80%が女性の会社です。
子育て支援に対して積極的で、事業所内保育所を先駆的に展開しているほか、育児による短時間勤務制度をいち早く導入、しかも育児期間の代替要員体制を敷いており、約1500名の育児期職員に対して、約720名のサポートスタッフが両立を支えているのです。
こういった会社がどんどん増えると、日本の未来も捨てたものではないと思えます。
多様性の時代を生きる
時短勤務のパートであっても、休むと同僚に迷惑がかかるのは同じ。
しかし、パート勤務や契約勤務は、旦那様から「どうせパートだろ」と完璧な家事を求められ、正社員の人からは下に見られ、社会の中ではどこか中途半端。
私も長くパート勤務でした。
そして専業主婦も(現在専業主婦は、年齢によって違いますが全体の3割ほどだそうです)働く女性からは下に見られ、世間の目も気になります。
でも実は世の中から専業主婦がいなくなってしまったら、昼間の住宅地の安全性に問題が出てくるのではないでしょうか。
留守宅ばかりの住宅地だとしたら物騒だと思います。
また、私のように、孫の世話をせっせとしてるお祖母ちゃんのことを「子ども家族を甘やかしている」と思っている人もいます。
つまり、何が言いたいのかというと。
「自分と違う境遇の人を批判する人」が必ずいるということです。
子どもの病気で仕事を休む人は、会社や周りの人や保育園の方々に感謝して。
正社員の人も非正規で働いている人も、お互いをリスペクトして。
専業主婦の人も、働いている人も、私のようなお祖母ちゃんも、環境に感謝して。
よりよい社会になっていけばいいなと、心から願うわけです。
まご子ちゃんは、グズグズと微熱が続いています。
でも食欲あって、元気いっぱい。
来週は保育園、行けるかな。