ザ・ノンフィクション『東京家賃2万5000円 僕が四畳半で見る夢』前後編を見ました。
東京で家賃2万5000円の家に住みながら、夢を追いかける2人の男性を追いかけた番組です。
目次
俳優を目指す若者
1人は東京蒲田で、共同の下駄箱風呂なしトイレ共同の家(築80年)に住む俳優志望の金子さん、33歳。
石川県能美市出身ということで親近感沸きました。
とても小綺麗に暮らしていらして、食事も見事な手作り。
石の小さなシンクで、電子レンジもなく、上手に料理してらっしゃるんです。
大中小のフライパンが引っ掛けられていて(几帳面な性格なのでしょう、引っ掛け方の感覚も絶妙💗)、取材の方とおしゃべりしながら、ポテトサラダやレンコンのきんぴらを手早く作ります。
私よりずっと手際がいい👏
お風呂はないけど、お風呂屋さんの清掃のアルバイトをしているので、そこでお風呂に入れる。天然温泉だそうです。羨ましい…
演劇青年である彼は、収入のほとんどを観劇と映画につぎ込み、その記録を丁寧にノートに書き込んでいます。
故郷金沢で演劇活動をしていたのですが、上京して本格的に俳優を目指しています。
名前がたった1度だけクレジットされた映画『スパイの妻』、これ私観ましたよ!
金子さんには気がつかなかったけど。
U-NEXTでもう1回観てみよう。
もしかしたら、金子さんが何かの形で、私の友人と関わっていたことがあるかもしれない。
そんな思いを馳せて、彼を応援せずにはいられなくなりました。
アルバイト先のお風呂屋さんの「彼は見てる目線とか好きなものだったり…俺らとは違うところに得手があるから面白い。」という言葉が印象的でした。
また、大家さんとも良い関係を築いているようにお見受けしました。大家さんは「(石川県の)おかあさんとこ(実家)の地震大丈夫だった?」と心配されていました。
そして応援してくれる人がもう一人、女優の片桐はいりさんが旗揚げ公演を目指す金子さんに花束を届けてくれました。
片桐はいりさんは、日頃から何かと金子さんを気にかけてくれているそうです。
お笑いをめざす若者
もう1人は東京東中野に住む27歳男性。
彼、竹迫さんが目指すのはお笑い芸人。得意は妄想ネタのピン芸人。
彼が暮すのは管理費込の家賃2万5000円の部屋。
金子さんとは対照的に、竹迫さんの部屋はかなり汚い(・_・;)
時に友人の家(風呂ありエアコンあり)に押しかけて、また友人たちから借金もして、なんとか暮らしている彼は帰国子女。
防衛省から外務省に出向したお父様のお仕事の都合で、4~8歳をエジプトで過ごしています。
高校時代には人付き合いが苦手だったそうですが、今現在お笑い仲間の友人には恵まれているようで、その中のひとり、ショウタ・イズ・デッドさんがかっこよくて話し上手で、売れていないというのが残念です。
ショウタ・イズ・デッドさんは結婚してお子様が生まれたのを機に、お笑いはSNSで発信していくのをメインに活動するそうです。
で、肝心の竹迫さんは、なんと生まれて初めての恋人ができて、お笑いの修行よりもそっちの幸せにるんるんで💗テレビのブラウン管越しに見ている私も、本業のお笑いはともかく、竹迫さんの恋愛を応援したくなっちゃいます。
「俺 おもろいっす。まだ誰も気付いていない。」という彼の告白の台詞がセンスいい。
皮肉なもので、恋愛に幸せになっているとネタがつまらなくなってしまい…結局、その恋愛は長く続きませんでした。
振られてしまった後、落ち込みはしたものの、彼はまたお笑いでの成功を目指して、立ち上がり新しいネタを披露していきます。
まとめ
俳優も芸人も、たくさんの人が目指し、それに挫折していく人が多いでしょう。
2万5000円の部屋で脚本を書く金子さんは、いつも小綺麗にしていらっしゃるのに、脚本に行き詰まると空気が悪くなっているように感じます。
また竹迫さんの部屋はわかりやすく、普段汚いのに、恋愛がハッピーだときれいになります。
金子さんも竹迫さんもご実家は裕福のようにお見受けしました。
お2人とも学生時代は挫折があったようなのですが、今現在貧乏でも良い人間関係を築いていらっしゃいます。
どうか、お2人に幸あれ。
「ザ・ノンフィクション」に出演されたことで、お2人のお仕事が良い方向にいきますように。