先週のNHK朝ドラ『虎に翼』では、涼子様や玉ちゃん、稲さんも登場して、嬉しかったです。
涼子様は、昔みんなで作ったお饅頭が忘れられなくて、それをお店の人気商品として出しています。
お饅頭を作ったきっかけは、法廷劇で扱った「毒饅頭事件」でした。
『虎に翼』で描かれた法廷劇、「毒饅頭事件」
これは1932年2月に神戸で起こった「チフス饅頭事件」をモチーフにしていると思われます。
その他、主人公寅子たちが傍聴していた「元夫へ着物返還を求める裁判」は昭和6年7月の物品引渡請求事件を元にしているようですし、「共亜事件」は「帝人事件」がモデルです。
また、ドラマでは寅子が女性に襲われるというショッキングなシーンもありましたが、モデルの三淵嘉子さんも東京地方裁判所で、担当していた裁判の当事者である高齢の女性に洗面所でカミソリの刃を向けられたことがあります。
ドラマの寅ちゃんが「
『虎に翼』が面白いのは、こういった史実を丁寧にドラマの脚本にし、なおかつ必要以上に主人公を持ち上げないことではないでしょうか。
『虎に翼』が面白すぎて、今から2か月後のロスが心配になってしまいます。
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