「空ってのは誰がこんな色に決めたんだろうなぁ。」
広重(歌川広重)のそんな台詞から始まるNHKドラマ『広重ぶるう』
「ぶるう」は「青」の「ブルー」です。
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ドラマの主演は阿部サダヲさん、妻の加代に優香さん。
原作は梶よう子さんの小説『広重ぶるう』
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目次
広重の売れない時代
そんな広重が、ベロ藍という舶来絵具(ベルリンってとこで作られたんだってよ)で描かれた絵に魅せられます。
「この藍で俺に名所絵を描かせておくれ!」そう頼み込むのですが、それはすでに北斎が描いていたのです。
保永堂の竹内孫八
歌川広重を見出したのは、保永堂の竹内孫八でした。
■受験生は覚えてね■
内助の功
ドラマ前半は、加代との夫婦愛が中心であり、夫婦愛というより、加代が献身的で内助の功で広重を助けるというエピソードが盛り込まれています。
どんなに貧乏であっても、笑顔で広重のためにお金を用立てる加代。
意地悪な見方をすれば、内助の功が男性をダメにした場合があったかもね。
コレラにやられる
広重は61歳で亡くなります。
ドラマでは幕末の「安政の大地震」に遭遇して、また絵描きとしての意欲を燃やす晩年の広重が描かれます。
広重が亡くなったのは安政5(1858)年9月6日。
166年前の今日です。
流行の疫病、コレラでした。
『金沢八景』
1836年の作品、横大判8枚揃物『金沢八景』
金沢の地は風光明媚であり、また鎌倉時代の重要な拠点であったころから、古くから景勝地として知られていました。
「金沢八景」とは、金沢の八つの勝景を当てはめたもので、1694年頃に明の僧
葛飾北斎を描いた映画『HOKUSAI』については、いずれまた。