『天狗の台所 season2』が先日最終回を迎えて、今期私が見ていたドラマはこれでおしまい。
ドラマ好きの私は見逃し配信を利用して、あれこれ見ていました。
私のベスト3は『海に眠るダイヤモンド』『ライオンの隠れ家』『天狗の台所 Season2』、次点で『私の宝物』かな。
この先、ネタバレあります。
目次
『海に眠るダイヤモンド』
力の入れようが、他の民放ドラマとは比べ物になりません。
TBS日曜劇場ですからね。老若男女誰にでも受け入れられるドラマをもってくるのでしょう。
『海に眠るダイヤモンド』は時代を過去と2018年をいったりきたりしますから、シニアにはちょっとわかりにくい部分があったかもしれません。
でも面白かった。
ドラマの舞台は石炭の島、
『海に眠るダイヤモンド』というタイトルは石炭とダイヤモンドが同じ炭素からできているということにひっかけているのでしょうか。
同じ炭素でできているのにまったく違う石炭とダイヤモンド。結晶構造の違いですね。
石炭は太古の植物の化石。
朝子は植物を愛し仕事にした。
鉄平もまた自分の手でコスモスを植え、それが満開になっている光景は胸にグッときました。
なにしろ、神木隆之介君に杉咲花ちゃんに、土屋太鳳ちゃんに…と朝ドラ主演経験者3人がメインキャスト。
脇役も完璧。
虎ちゃんはもう少し早い時期から出番があった方がよかったな。初回から出演してほしかった。炭坑夫から料理人になったとかね。
美保純さん演じる長女の「鉄平は敵よ。お父さん(虎ちゃん)がかわいそう。」という台詞は意外でした。長女、金と会社を母の朝子から奪おうというだけの強欲女じゃなかった。お父さん思いの優しい娘だった。確かに朝子がずっと鉄平のこと忘れられないなんて、旦那さんの虎ちゃんはかわいそうだと思う。
『ライオンの隠れ家』
初回冒頭のお兄ちゃんの「僕たち兄弟の日常は、凪のように静かだ。」というナレーションから始まったこの物語は、その静かな生活にライオンという少年が入り込み、兄弟は振り回せれ右往左往し、否応なしに事件に巻き込まれて行きます。
「ライオン?変な名前」
自閉スペクトラム症の弟みっくんを中心にした話しではなく、ほとんどサスペンスだった。
事件が解決することが、このドラマのクライマックスかなと思いきや。
最終回は、お兄ちゃんと弟のみっくんと姉親子の今後を丁寧に描いていて、穏やかな空気が流れ、好感のもてる終わり方でした。
それぞれ自分の道を見出し、最後はあの家に姉親子がずっと住むことになって安心しました。
お兄ちゃんが姉に「あとはよろしく」と締めくくるのもよかった。
姉の夫を向井理さんが演じているから、「もしかしたらあの夫は何か事情があって、ほんとは良い人?」なんて思わなくはなかったけど、やっぱり普通にDV野郎でした。
『天狗の台所 Season2』
昨年の『天狗の台所』からファンです。
season2もその世界観を壊すことなく、美しかった。
オンが成長しているのも嬉しい。
オンを演じている15歳の越山敬達くん、もしかして撮影中に背が伸びた?
第1話より最終話の方が背が高くなっているような。
そんな彼の成長も嬉しい。
できればシリーズ化してほしいドラマです。
『私の宝物』