慎吾ちゃんが主演するドラマ『日本一の最低男』を毎週みています。
最初は中山美穂さんを追悼したいという気持ちで見始めたドラマですが、今は徐々にハマりつつあります。
冨永愛さんが実にいい。
1月30日㈭放送の第4話で「こども食堂」について言及がありました。
慎吾ちゃん演じる主人公が選挙への足掛かりとして「こども食堂」を計画し、「孤食の子ども(高齢者)を減らそう」ときれいごとを並べて、冨永愛さん演じる都に協力を願い出ますが、都はそれをバッサリと切る。
「ひとり(でご飯食べる)って寂しいの?私は母子家庭だったから、いつもひとりでごはん食べてたけどね。それはそれで楽しかった。じゃあ、それが寂しいとしてよ?月に2回(子ども食堂で)食べるとして、他の日はひとり寂しく食べてるってことだよねぇ。それで何が孤食解消ができるのよ。」
彼は孤独を愛しています。
他人に干渉されることなく、自分の思いのままに生きる。
おひとりさまの達人です。
スナフキンは孤独が好きですが、友人であるムーミン一家とは関わっています。
「孤独」とは感覚であり、「孤立」は他と切り離された状態です。
「孤独」と「孤立」は違います。
もちろん「自立」と「孤立」も違います。
私世代の人であれば老後のことを考え、「人に迷惑をかけない老後を過ごしたい」と希望する人がほとんどでしょう。
しかし、身元を保証してくれる人や日常生活の世話や介護を助けてくれる人、死後の手続きを頼める人がどうしても必要です。
人間関係は煩わしいこともたくさんありますが、「孤立」は避けたい。
「孤食」は自由気ままで悪くないし、「孤独」の時間を楽しむのもいい。
でも「孤立」すると最終的に人に迷惑をかけることになると思います。