友人から教えてもらったのをきっかけにNHKの『エマージェンシーコール』を放送のたびに視聴しています。
2月11日㈫放送のエピソード9は京都。
「火事の通報が1番心拍数あがる」という指令室の方。
京都は、古い街並みや神社仏閣など、木造の建物が多いからです。
そして京都は山に囲まれている。
番組終盤、夜に山の中で迷子になりバイクで転倒して通報してきた18歳の男性はパニックになり、自分のいる場所がどこか説明することができません。
乗ってきたバイクは故障してしまってエンジンがかかからない。
スマホの電波は途切れがち。
運よく車が通りかかり、その車に乗車していた男性が親切な方で、電話を交替してくれたおかげで、場所が特定でき、救急車到着までパニックになっている男性に付き添ってくださることになりました。
「できれば救急車到着まで一緒にいてあげてください。」という司令官の言葉に、男性は「え?」という驚いた感じでしたが(笑)
また、「父親が呼吸していない」と通報してきた男性に心臓マッサージを指示し、一緒に「1,2」とカウントする姿に、私はまた涙してしまいました。
90代の母と同居していた頃の自分はこんな状況と隣り合わせだったのだなと思い、他人事とは思えないからです。
そうかと思えば、食べすぎでどうしようという悩み相談だったり、入れ歯が外れたとか、花火の音を爆発と勘違いして119番してきたりと、そういった電話もあいかわらず多いのです。
フジテレビの月9『119エマージェンシーコール』が打ち切り危機とか視聴率悪いとかネットで何度も騒がれていますが、こちらのドラマもリアルな状況が描かれていて、119番の在り方についての問題提起にもなり、私は良い作品だと思っています。
NHK『エマージェンシーコール~緊急通報指令室~エピソード9京都山中にて』はNHKプラスで、2月18日㈫午後9:59まで視聴することができます。