今何かと話題の「〇〇じまい」
昨日朝のNHKニュースで話題にしていたのが「実家じまい」です。
「実家じまい」とは、親の介護施設入居や死去をきっかけに空き家となってしまう実家を子どもが整理することです。

目次
実家じまい
簡単には進まない「実家じまい」
たとえばNHKニュースに登場していた静岡の男性は、築41年80㎡の実家を土地と建物一緒に売却したいと考えています。
まず問題となったのが、家財道具や日用品の処分です。
業者に問い合わせると処分料金は数十万円。
そして家の売却価格を調べようと、業者に査定してもらうと「建物のひずみ(傾き)」や「水道が通っていない」を理由に、結論は「買取不可」
この業者さんによると、査定をしても実際に買い取り成立になるのは全体の1割ほどだそうです。
空き家を放置
こういった実家の買取り依頼は増えており、長期間空き家にしていたことで「雨漏り」や「白アリ被害」などで、査定額は下がるそうです。
「人が住まない」状況が長くなると不具合に気がつかない場合が多いですから。
親が健在のときに、家を売却するかなどの方針や費用の負担について親族で話しておくことが大切なんですよね。
相続土地国庫帰属制度
国もこの問題を重要視しており、2023年に施行されたのが「相続土地国庫帰属制度」です。
- 一定の要件を満たした土地は国に引き渡すことができる
- 土地・建物を売却や譲渡できないケースなどに対応
たとえば、建物を所有者が取り壊し、更地にした上で原則20万円ほど管理にかかる負担金を支払えば、国が土地を管理・処分してくれます。
やはりNHKニュースに登場されてた都内に住む男性は、埼玉県の古い実家の処分に困っていました。
築54年のその実家は周囲をすべて住宅に囲まれており、法律に定められた公道に面していないために建て直すことができないのです。
私の友人の実家や親戚にもこういったケースあります。
そんな昔の建物は、売却や譲渡が厳しく、長年そのままになってしている状態です。
固定資産税の負担もありますし、男性は実家の解体を決意。
現在「相続土地国庫帰属制度」の承認待ちです。
解体には250万円かかったそうです。
「相続土地国庫帰属制度」は6月30日現在で、利用件数は1776件。
「相続土地国庫帰属制度」の利用件数が決して多くないのは、解体費用など、やはりお金の問題でしょうか。
空き家のマッチングサービスなどもあり、補助金や税サービスなども調べて、よい方法を探したいものです。
私の実家
私の母の生家は明治時代に建てられた住居で、叔母がひとり暮らしをしていましたが、叔母が施設入所と同時に空き家となり、その叔母が亡くなった数年後に更地にして、売却しました。

名古屋市内の駅近物件だから、売れたのだと思います。
富山の田舎にある父の生家は、現在も叔母(父の弟の奥さん)と従兄弟が住んでいます。
大正時代に建てられたらしいので、おそらく築100年以上。
私が結婚するまで住んでいた家は、両親が金沢市を離れる時に売却しています。
北海道にある主人の家は、2年前に建て替えて、現在は主人が週末だけ暮らしています。
私達夫婦の二拠点生活の場所となって、北海道の家はこれから数年は活用する予定です。
ジムで実家の処分に困っていた方に、「相続土地国庫帰属制度」を利用すればよいとアドバイスされてたお姉さまがいらっしゃいました。
解体費用を考えると、固定資産税も大変だけど、「相続土地国庫帰属制度」も得策とはいえない気がいたします。

