今期のドラマはどれもこれも面白くて、毎日忙しいです(笑)
NHKBSドラマ『終活シェアハウス』もそのひとつ。
先週の第2話、よかったな。
この先、先週第2話のネタバレがありますのでご注意ください。
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小学校から短大までずっとお嬢様学校で同級生だった4人の68歳(?)
原作本では68歳の設定ですが、演じてらっしゃる竹下景子さんや石毛良枝さんは70代なんですよね。おきれいですけど。
そんな4人がそれぞれ「おひとりさま」になって、4人で共同生活を始めました。
金銭的には余裕があるらしい4人。
ハイソなマンションで、おしゃれな料理を楽しんで賑やかに暮らしています。

美果はひょんなことから、そのおばさま達と知り合い、一緒に食事をします。
食べたことない料理やおばさま達の会話に自分の境遇との違いを見せつけられるのです。
恒子にブランド物のパンプスをプレゼントされ、美果はいったん受け取りますが、結局返します。
「パンプスよりスニーカーが好きだし!」と強気の宣言。

今は革靴離れ、パンプス離れ、スニーカー人気というファッションカジュアルが進んでいますからね。
スニーカーブームに火がついたのはコロナ禍がきっかけ。
銀行の行員さんもスニーカーで出勤するという現象が起きてますから。
父親を早くに亡くし、母親が昼の仕事と夜の清掃の仕事のダブルワークで働き、美果を育ててくれたのです。
「10円時給があがったの!」と電話口で嬉しそうに報告する母親。
10円20円の時給に喜ぶ気持ち、わかります。
私も時給制で働いていた時期が長くありましたから。
パートから始まり、それがフルタイムとなり、必死で3人の子どもの教育費を捻出していたのです。私より若い正規職員の人から「下」に見られながらも、頑張って働きました。周りにはパートを2つ3つ掛け持ちしていた人も少なくありませんでした。
美果が、経済的に余裕あるシニアの話題に不機嫌になる気持ちもわかる。
彼女たちは決して自慢しているのではなく、その金銭感覚が普通すぎるので、当たり前のように美果の前で話が弾むわけです。
『終活シェアハウス』のおばさま方は、ものすごく大富豪というわけではないらしい。
でも生活にはゆとりがある。
そんな中レベルのお金持ちは私の周りにもたくさんいます。
スポーツジムにもたくさんいる。
海外旅行に、別荘に。私のようにパートで働き子どもの教育費を捻出なんて想像もつかないだろうな。
もちろん皆さん自慢はしないけど、その「ゆとりある生活」が当たり前になっているので、私のように10円20円をケチる生活がピンとこない感じです。
私はもちろんお金持ちではないですが、少なくとも「明日のお米に困る」生活ではありません。
ジムに通うゆとりもあります。
それで十分です。
しあわせです。
私もパンプスは冠婚葬祭以外履きません。
それもヒールが低いタイプ。もちろんブランド物ではなくて。イオンで買いました。
今はスニーカーの方がパンプスより高かったりして。

