昨年2025年の大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』は異色の作品でした。
喜多川歌麿、葛飾北斎など、多少聞き覚えのある登場人物はいたものの、主人公の蔦屋重三郎を始め、初めて聞いた人物がたくさん登場しました。

又吉直樹さん演じた
石川雅望 : 作者データ&資料一覧 | デジタルアーカイブ | 静岡県立美術館
目次
宿屋飯盛
宿屋飯盛は狂名であり、国学方面では石川雅望を名乗っていました。
父親は浮世絵師の石川豊信、飯盛はその五男として宝暦3年12月14日に生まれました。
西暦ですと1754年1月7日。272年前の今日です。
多彩な才能
少年時代に和学や漢学を学びます。
蔦屋重三郎と組んで刊行した『吾妻曲狂歌文庫』や『古今狂歌袋』(いずれも北尾政演画)、『画本虫撰』(喜多川歌麿画)などの狂歌絵本の刊行によって、狂歌師の地位を不動のものにし、天明末年には狂歌四天王と称されます。
江戸追放
精力的に創作活動を行った宿屋飯盛。
しかし「寛政の改革」が行われると、他の創作者たちと同様に、理不尽な処分を受けています。
「地方から訴訟のため江戸に出てきた者に、訴訟の便宜を計ると持ち掛けて、不当な金銭を強制した」という疑いをかけられると、飯盛は家財を没収され、江戸から追放されてしまいます。
完全に冤罪なのですが、飯盛はその間に国学の勉強に励み、その後の学術活動につなげています。
洒落本・黄表紙が松平定信から問題視され摘発されると、それを契機に浮世絵の出版へと方針転換した蔦屋重三郎と似ていますね。
蔦重の墓碑
蔦重の菩提寺正法寺の墓碑には宿屋飯盛が銘を寄せたのですが、戦火によりその碑はなくなりました。
現在は墓とともに再現されています。
碑文では蔦重の発想力と先見の明は誰にも及ばない…と称えています。
豊臣兄弟!
『光る君へ』『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』と変化球で攻めた大河ドラマでしたが、今年は王道の『豊臣兄弟!』
王道だからこそ、難しいのかもしれません。
1月4日に放送した初回は、私は楽しませていただきました。
テンポ早いし、子役なくすぐに仲野太賀さんが演じられていたのも、ストレスなかったです。
宮澤エマさん演じる豊臣秀吉秀長の姉とも、最初真っ黒すぎて誰だかわからなかった(笑)
秀長よりも秀吉よりも、なんなら徳川家康よりも長生きしたといわれる日秀尼こと、豊臣家の長女とも。
キャンキャン騒ぐ姿は、2022年大河ドラマ『鎌倉殿の13人』での実衣を思わせますが、実衣も後半悲しい出来事に遭遇したわけで、今回も後の秀次の母としての演技に期待です。
ともの結婚相手弥助(後の三好吉房)を上川周作さんが演じられるということで、そちらも楽しみです。
『豊臣兄弟!』期待してます。
私のブログは、娘たちも読んでくれています。
しかし、タイトルから「あ、歴史モノかよ」となる場合は、中身をスルーするのだとか。
ごめんよ、今日も歴史モノでした。

