「秀長が長生きしていれば豊臣家の天下は安泰だった」…と言われるほどに有能だった豊臣秀長。
秀長の兄は、百姓のせがれでありながら、一代で巨万の富を築いた豊臣秀吉。

秀吉はそれを自分の血縁に繋げることはできなかった。
でも、もしも補佐役であった弟の秀長がもっと長生きしていたのなら、歴史は変わっていたのかもしれない。
豊臣秀長は兄である秀吉より先に、天正19(1591)年1月22日に病死します。435年前の今日です。50歳でした。
興福寺の僧英俊は、『多聞院日記』において秀長の死の翌日の日付で「(秀長が死去して)国の先行きはどうなるのだろうか。心配である。」と記しています。
目次
大河ドラマ名場面スペシャル
大河ドラマ『豊臣兄弟!』の特別番組、「大河ドラマ名場面スペシャル よみがえる戦国武将たち」と題して、大河ドラマ名場面スペシャルを放送していました。
1番古くは1981年放送の『おんな太閤記』、そして新しいものでは2023年放送の『どうする家康』まで。
『秀吉』と『軍師官兵衛』
1996年大河ドラマ『秀吉』と2014年『軍師官兵衛』で2度豊臣秀吉を演じられた竹中直人さんがゲストで参加されていました。
『秀吉』は今まで見たことがなかったので、今回の大河ドラマが始まる前に第1話から配信で見始めたのですが、すぐに挫折^^;
まるでコメディドラマ。ドタバタが多すぎて見ていて疲れてしまった。
しかし制作側としては「泥臭い大河ドラマ」「今までにない大河ドラマ」がコンセプトだったようで、それは当時視聴者にかなり支持されたらしく、高視聴率をマークしました。
『秀吉』では高嶋政伸さんが秀長を演じていらっしゃいました。
今では怪演が印象的な高嶋政伸さんも当時は弟キャラのイメージでした。『ホテル』の「姉さん、事件です」みたいな(笑)
『軍師官兵衛』は私の推しである明智光秀と石田三成が悪く描かれていたので、私個人の意見としてあまり好みの大河ドラマではありませんでした。
『軍師官兵衛』の光成と淀殿の怪しげなやりとりは不快だった。『独眼竜政宗』ではもっと露骨だった。なんせ『独眼竜政宗』の石田三成役は当時「不倫したい俳優NO.1」と言われていた奥田瑛二さんです(笑)
直木賞受賞作『黒牢城』が本木雅弘さん主演で映画化されるそうです。
菅田将暉さんは『豊臣兄弟!』では軍師竹中半兵衛を演じるんですよね。
『江~姫たちの戦国~』
『秀吉』と同じく、2011年『江~姫たちの戦国~』も予習のつもりで配信でところどころ見たのですが、これも私は好みではなかった。
とくに前半が茶番で、史実ではないエピソードがてんこ盛りで、時代考証担当の小和田哲男さん(静岡大名誉教授)も「少しなら」と許可したものの想像以上に小谷城が炎上した場面を見た時は(史実では城は燃えていないのにドラマを盛り上げるために炎上させた💦)ショックを受けたらしいです。
小和田先生は『功名が辻』の時代考証担当の時もドラマっぽいフィクションを許可したために学者仲間から「何をしているんだ」と批判されたとこぼしています(笑)
ただ、終盤では仲野太賀さん演じる豊臣秀頼が素晴らしく、また宮沢りえさんの淀殿も前半の無理ある若作りよりずっとよくて、大坂冬の陣夏の陣の場面は見ごたえがありました。
2016年『真田丸』での沈着冷静なイケメン豊臣秀頼(中川大志さん演)も好きでしたが、仲野太賀さんの秀頼は人間臭さがよかった。『豊臣兄弟!』での仲野太賀さんにも期待です😊
『江~姫たちの戦国~』で秀長を演じたのは袴田吉彦さんでした。
大河ドラマへの期待

令和の現代では、図書館や史料館で文献を調べなくてもネット検索で簡単に史実を知ることができるし、歴史の研究は進んでいるので、「大河ドラマはフィクションであり、ドラマとしてだけ楽しめばよい」と思う視聴者が少なくなっているのだと思います。
あくまでドラマですから、想像の部分が必要であるかと思います。
2011年当時では『江~姫たちの戦国~』のように主人公の出番を増やすためにお江(上野樹里さん演)を本能寺の変に遭遇させて家康と一緒に伊賀越えをするというストーリーに挑戦することができたかもしれませんが、2026年の今では無理な創作かもしれません。
当時でもかなり批判はあったようです。
評判のよかった2020年の『麒麟がくる』でも架空の人物の出番(駒や伊呂波太夫など)が多くなると批判が出たのも令和の視聴者が求めているのがそこではないからでしょう。
『豊臣兄弟!』第3話では、有名な秀吉の「主君信長の草履を懐で温める」シーンが、秀吉ひとりではなく秀長も絡めてちょっとコミカルに描かれていました。
だいたいが「秀吉の草履温め」は『絵本太閤記』が初出で一次史料がなく、どこからどこまでが本当なのかわからない…というか史実だとは思えないので、『豊臣兄弟!』のような創作は許容範囲なのです。
『豊臣兄弟!』「秀吉が信長の草履を温めた」は作り話?信長の意外なやさしい一面とは(週刊SPA!) - Yahoo!ニュース
私は『おんな太閤記』の影響で、豊臣秀長は中村雅俊さんのイメージでした。
たぶん、2026年が終わる頃には仲野太賀さんのイメージにすり替わっていると思います。

