U-NEXTで映画『遠い山なみの光』を見ました。
主演は広瀬すずさん、二階堂ふみさん、吉田羊さん。
原作はノーベル賞作家のカズオ・イシグロ。
舞台は1950年代の長崎と1980年代のイギリスです。

なぜ1980年代かというと、原作小説の初版発行が1982年だからでしょう。
最近理解力が衰えている私は時空がいったりきたりするとわけわからなくなることもあるのですが、この映画は大丈夫でした。
戦後の日本と80年代のイギリス、風景がまったく違うからでしょう。
長崎で生まれイギリスで育ったカズオ・イシグロの世界が詰め込まれています。
ネタバレは記載しないでおきたいのですが、考察する上でヒントが出てきます。
ご注意ください。
映画の内容、私なりにあれこれ推察していたのですが、残り数分のところで伏線回収…というか、よくわからないままにエンドロール。
私の推察はすべて違っていた。
で、ネットで原作の内容を調べたり、ネタバレを見たりして、ようやく納得しました。
考察している時間は面白かったです。
結果、良い映画でした。
1980年のニキを演じたカミラ・アイコさん、この映画で初めて見たのですがモデルさんでしょうか?
どこか二階堂ふみさんに似ているような気がします。
そして広瀬すずさんと二階堂ふみさんも似ているように見えてきます。
ただ途中動物虐待の描写があり、苦手な方は見ない方がいいと思います。
このシーン、原作にもあるようですが、映画ではカットしてほしかった。
べつに必要な描写とも思えません。
ドラマ『海に眠るダイヤモンド』も戦後の長崎と現代の東京の描写での物語でしたが、それとは違う、もっと神秘的でパラレルな世界で人間の心の奥深さを探る『遠い山なみの光』は賛否両論あるのを承知で、私は面白かったです。
広瀬すずさんは、この『遠い山なみの光』意外に『ゆきてかへらぬ』『片思い世界』の3作品で難役を演じ分け、ブルーリボン主演女優賞と授賞しています。

