TSKさんいん中央テレビ制作の『帰る場所を閉じるとき~家じまいの決断~』をTverで視聴しました。
FNSドキュメンタリー大賞ノミネート作品です。
番組では、全国的な社会問題となっている「家じまい」(住み慣れた家を整理し、手放すこと)に直面した島根県西部の浜田市の家族に密着しています。

目次
実家を売却
番組に登場した家主は86歳の女性。
女性には一人息子がいますが、結婚して東京に住んでいます。
旦那様は2007年に他界。
大きな立派な家でひとり暮らしをしていましたが、「家じまい」することを決断し、売却することにしたのです。
本心では手放したくないのですが買い取り希望者さんに「大事に使ってください」とお願いして、契約は成立しました。
家は1983年の島根県西部豪雨災害(死者行方不明者100人超え)をきっかけに新築された家です。
翌1984年に建てられた家は取り壊されず、そのまま次の所有者様が使ってくださるそうです。
「大事に使ってください」と言う気持ちもわかるけど、売却した以上、どう使おうかは所有者様の自由ではないだろうか。大がかりなリフォームしたっていいじゃない。
女性は糖尿病が悪化し、視力も低下しているので、売却後は息子さんの住む東京に転居することになります。
家族団欒の象徴、テーブル
売却にあたって、たくさんのモノを処分します。
テーブルもそのひとつです。
「テーブル、高かったんだよ」と悲しそうに言う女性。
でも大きなテーブルを東京に持っていくことはできません。
私も北海道を離れる時にたくさんのモノを処分しましたが、テーブルだけは持ってきたので、淋しい気持ちはよくわかります。
食事をしたテーブルは、家族との思い出なのですよ。

家じまい
「家じまい」は全国に広がりつつあります。
都会へと出ていく若者が多い中、家を継ぐという習慣は「しがらみ」になっていきます。
65歳以上のひとり暮らし世帯(空き家予備軍)は2025年で816万、2040年には1000万を超えるであろうと言われています。(国立社会保障・人口問題研究所より)
特定空き家となれば、固定資産税は6倍になってしまいます。
遺品整理
家じまいの第1歩は「遺品整理」です。
違う男性は、親御さんが亡くなってから1年後に空き家になった実家の遺品整理をしていたら、あちこちから現金が出てきて総額100万円超えだそうです💦←相続の対象になるので、税務署への申告作業が必要です。
晩年認知症の症状があったお母様はお金をしまっていたことすら忘れていたようです。
私も母が亡くなってから1年以上たってから、銀行から「長期間使われていない口座がありますけど…」と連絡がきました。
母はその銀行に口座があることすら忘れていたのです。
今は電力会社も多岐にわたっています。
書面ではなくネットでのやりとりも多く、番組に出てらした遺品整理の男性は「電気はどこと契約しているかわからない💦解約もできない😞」と途方に暮れていました。
スマホと紐づけされている場合も多く、それを懸念してスマホの解約は最後にした方がいいのです。
家じまい、遺品整理に感傷的になっていては進まない
番組での「遺品整理は、ある程度無責任にならないと進まない」という男性の言葉はその通りだと思います。
主人は、義父母の家を解体する時に、たくさんあったモノを処分するのに従姉妹に手伝いをお願いしたのですが、サバサバ体育会系女子(70代だけどw)の従姉妹は「これも捨てる!」「これはいらない!」とポイポイ処分してくれました。
主人は義母の大切な物(洋服とかバッグとか)をポイポイ捨てたことを今でも後悔していますが。
墓じまいも多く聞きます。
専門家によると、墓の問題と空き家問題は連鎖しているそうです。
「(島根は)人の流出が多くて…」と。
我が家は空き家問題&実家の家じまいは今のところ大丈夫ですが、墓じまいは残っている課題です。
甥っ子にお願いするつもりでしたが、甥っ子が軽い気持ちで「いいよ~墓じまいのお金は残してね」と言ってくれたものの、甥っ子のお嫁さんの気持ちを考えると、やはり私の代でお墓は処分した方がいいのではないかと考えています。

