朝ドラ『風、薫る』の評判は、賛否が分かれていますね。
2人の主人公を同時に描こうとした結果、前半は場面が頻繁に切り替わり、描写不足や散漫さを指摘するレビューが見られます。
しかし、看護婦見習いになってからは場面も病院に集中しているので、見やすくなったのかなと。
『風、薫る』の主人公一之瀬りん(見上愛さん演)は家老の家柄の出です。
もうひとりの主人公直美(上坂樹里さん演)はドラマでは親がない設定ですが、モデルであった鈴木雅さんも武家の出です。
目次
北海道の開拓に携わった武士たち
前朝ドラ『ばけばけ』の主人公の家もそうでしたが、明治になって、職を失った武士はたくさんいました。

北海道。
明治以降の本格的な開拓期には、東北や北陸を中心に全国から多くの農民や漁師が入植しました。
ただし、旧幕臣や屯田兵など、特定の地域や歴史的背景を持つ武士階級も大きな役割を果たしました。
- 屯田兵(とんでんへい)明治時代初期、国境警備と開拓を兼ねて入植した「屯田兵」は、当初その多くが生活に困窮した旧士族でした。札幌や旭川など、道内各地の主な都市の基盤はこの屯田兵によって築かれました。
- 民間開拓者(大多数)現在の北海道民の多くは、明治・大正時代に職を求めて本州(特に青森、秋田、新潟、富山などの東北・北陸地方)から渡ってきた「平民(農民や漁師など)」の末裔にあたります。
- 旧幕臣の移住戊辰戦争で敗北した旧幕府軍(榎本武揚ら)や、徳川家康を祀る家臣団など、逆賊の汚名や新しい生活を求めて北海道へ渡った武士たちがいます。
逆賊と呼ばれた武士たち
北海道の先祖には、戊辰戦争で敗れて「逆賊(朝敵)」とされた旧幕府軍や東北諸藩の武士が多く含まれています。
これは、新政府が新しい領土の開拓と北方の警備のために、敗戦した武士たちを移住させた歴史背景があるためです。
徳川家
徳川家康の家臣にあたる旧幕臣が、職を失って開拓民となりました。
東北の旧幕府側の武士たち
仙台藩の片倉家(現・登別市へ入植)、会津藩、庄内藩 など、旧幕府側(奥羽越列藩同盟)に付いて敗北した藩の武士たちが多く渡りました。
戊辰戦争で領地を失った仙台藩の一門・亘理(わたり)伊達氏の領主である伊達邦成(だて くにしげ)公が、家臣とその家族を守るために北海道への移住を決断しました。
前田家が作った北海道の前田農場
小樽市(北海道)の街づくりと深い関わりを持つ「前田」という名称(現在の札幌市手稲区前田周辺含む)は、旧加賀藩(金沢)の第15代当主である前田利嗣(まえだ としつぐ)候が開いた「前田農場」が由来です。
前田利嗣(まえだ としつぐ)は、侯爵として貴族院議員を務めたほか、巨額の資産を活かした社会・経済事業を展開しましたが、明治33年(1900年)6月14日、43歳という若さで逝去しました。
126年前の今日です。
今年の金沢市の百万石祭りは、前田利家を『豊臣兄弟!』利家役の大東駿介さんが、妻のまつ役を菅井友香さんが務められたそうですね。
すごい豪華ですね。
私が子どもの頃の百万石祭りの前田利家役はフツーのオッサンが務めてましたよ。

