押入れの布団をあれこれチェックしていたら、こんな布団がでてきました。
あら~、ぱっくりと綿が出てる。
ちょうど母がいたので、「おかあさん、これはダメよね。破れてる。この布団は捨てるね。」と当然のように言った私。
なのに、母は「何、言ってるの。」と反対する。
母「これは破れてるんじゃないわ。ほころびてるのよ。縫えばいいだけよ。」
誰が縫うんだよ・・・と、ムカッときたけれど、昭和の主婦のたくましさに感心した。
そして、思い出した。
昭和のあの頃。
お天気のいい日には、窓を全開にして、母は布団をほどき、布団の打ち直しをしていた。
髪の毛にタオルを巻き、割烹着を着て、部屋いっぱいに布団をひろげ、綿の解体し、綿をほぐし、ゴミを取り除き、お日さまにあてていた。
1日1枚の布団を打ち直すのが精一杯で、家族全員のお布団をそうやって順番に、何か月に1度かやっていた。
今、自分で打ち直しをする主婦なんていないだろうな。
障子の貼り換えだって、自分でやってた。
昔の主婦は確かにすごい。
でもね。
でも、おかあさん。
この布団は捨てるよ!
この汚い黒い綿の布団で寝る気はしないからね。

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リフォームのため、母はこの1週間、月曜日から土曜日まで毎日、ディケアサービスに行っていました。
初めての経験かも。
でも疲れている様子もなく、嫌がることもせず、毎日ニコニコと行っていました。
明日はゆっくり寝ていようか、おかあさん。
私は業者さんがいるので、出かけることもせず、レポートを書いたり、調べものをしたり、ずっと家の中であれこれやっていました。
あっという間の一週間でした。
家の中で食べるお弁当はあいかわらずの地味弁。