ひと足早く、BSで「西郷どん」観ました。
もう師走ですから、一年間視聴した大河ドラマも終盤です。
なんか「一年間観たな~っ!!!」って感じがしない。
ふわふわ、ヨタヨタとドラマが進んでいった感じ。
「真田丸」と同じように最後は戦で、主人公が命を落とすところで最終回を迎えるのでしょうけど、どうも気持ちが高まらない。
「西郷どん」、後半は息子の菊次郎が登場し、菊次郎目線の語りも良かったなと思います。
後に京都市長になる菊次郎を西田敏行さんが演じるのも良かった。
なので、終盤は期待したんです。
でも大久保利通、えげつなく描きすぎてない?
島津斉興久光親子もそうでしたが、このドラマ、西郷の敵をとことん悪く描きますよね。
島津久光は、最近ちょっと西郷贔屓の描写がありますけど。
西南戦争の翌年、暗殺された大久保利通は、亡くなる時に懐に西郷からもらった手紙をいれていたとか。
そういった大久保利通の心境は、来週の最終回で回収されるのでしょうか。
大久保利通は、明治維新で廃藩置県などの改革を担当しました。西郷隆盛、木戸孝允とともに、「維新の三傑」と呼ばれた人物です。
今ちょうど、夕方「あさが来た」の再放送をやってまして、大久保利通は柏原収史さんが演じられていて、先月総集編が放送されていた「八重の桜」では徳重聡さんが演じられていました。
なので、私の中で3人の大久保利通がグルグル回っています。
私が最初に「大久保利通」の名前が頭に刻み込まれたのは、もう何十年も昔、あのロッキード事件です。
1976年、日本中を大騒ぎさせた「ピーナッツ100個受領」で有名なロッキード事件。そのロッキード事件で有罪判決を受けた元丸紅専務大久保利春氏。彼が大久保利通の孫でした。
「え?教科書に出てきたあの三傑のひとり、大久保利通の孫が犯罪者?」と当時の私はびっくりしたものです。
「じいさんにあわせる顔がない」が口癖だった大久保利春氏。その逮捕された時のうつむき加減の映像が私の中で大久保利通とオーバーラップされ、今日に至ります。
あ、あと、「トイレの神様」で有名な植村花菜氏は、大久保利通の父、大久保利世が「お由羅騒動」で沖永良部島に島流しにあってた時の島妻の子孫です。
「西郷どん」、西郷隆盛も大久保利通も心情の流れが私に伝わってこなかった。
西南戦争勃発に至るまでの経過も、私にはよくわからなかった。
来週の最終回は、できれば大久保利通暗殺の「紀尾井坂の変」までやってほしいな。
画像はWikipediaより引用