雨です。
細かい雨ですが、風が強くて、外出を断念し、家にこもっています。
本当はまた映画を観に行きたかったのです。
でも1日、家にこもるとしたら・・・
初めてAmazonプライムで映画を楽しむことにしました。
選んだのは佐藤健さん主演の『何者』
原作は朝井リョウさんです。
私は数年前、子供たちが大学生だった頃に原作を読んでいます。
初版が発行された2012年当時は、まだまだ就職難の時代。
今とは状況が違っていました。
なので、登場人物の闇が深く、ちょっと怖いなという感想で、その後2016年に封切された映画を観る気にはなれなかったのです。
だいたいツイッター中心のこの原作をどうやって映像化するんだろう・・・と謎でした。
時々訪問させていただいているid:onomachi009さんのブログに感想が載っていました。
映画を観る気にはなれなかったけど、どうやって映像になったのか興味があって、今日Amazonで観た。
めっちゃ良かったぁ!
映画を企画プロデュースしたのは、川村元気氏。
あぁ、なるほど!
米津玄師氏がフィーチャリングした主題歌『NANIMONO』がめっちゃいいし!
小説では主人公が怖すぎて、ラスト場面になっても感情移入できなかったけど、やっぱり佐藤健さんが演じるから?・・・途中から主人公の二宮拓人を息子を見守るような気持ちになり、最後は「応援してるよ!大丈夫!」って声かけたくなった。
佐藤健さんは、映画でその存在がぐんと大きくなる。正直朝ドラの「半分、青い」は残念だった。
有村架純さんが魅力的なのは、容姿だとかその透明感だとか清純性だとか、それだけではなくて、台詞の聞き取りやすさ、大袈裟ではない表情の豊さなど、老若男女に支持される演技力だと思う。
菅田将暉さん、すごい歌上手だし。
岡田将生さん、他の役柄とぜんぜん違うキャラがしっくりきてるし。
小説より、芝居シーンが上手に絡んでいて、恥ずかしながら学生時代にちょっと演劇をかじった私の心にズンと響いた。
小説が書かれていた時代にはメジャーではなかったLINEが、映画では登場していました。
そして映画公開の頃よりさらに今は、就活の状況が違ってきています。
だから、参考にはならないかもしれませんが、就活始める前に(3年生はもう始めてるだろうけど)この作品を観て気持ちにスイッチいれてみてください。いやいや、私のブログ、大学生は読んでないだろw
就活は大変かもしれないですが、学生から社会人になるまでに必要な準備期間だと私は思います。
この映画でもインパクトあった二階堂ふみさんの出演してらっしゃる「翔んで埼玉」観たかったけど、映画館じゃなくてもいいかな。
Amazonプライムいいじゃん!
ハマっちゃうかも。
この雨と風。
花、散っちゃうな。