しつこくシリーズ化させていただきました「築50年の物件リフォーム」、とうとう最終回です。
2軒続きの長屋ですが、2軒とも完成いたしました。
2軒のうち1軒は、古くから住んでくださっている未亡人の方が引き続き住み続けてくださいますので、彼女の希望を全面的に取り入れています。
賃貸物件なのに、こうなるとまるで注文住宅(笑)
ではまず外観です。
外観はあまりお金をかけていません。
ビフォー⤵
アフター⤵
そこそこきれいになりました。
では、玄関から入ってみましょう。
未亡人の希望で、電源コンセントが少し多いです。
押し入れも未亡人の言いなり希望どおりです。
天井のポールも未亡人の希望で取り付けました。
もう1軒にはついていません。
洗濯物を室内干しするためでしょうかね。
北海道は冬は室内干しが日常ですから。
もう、未亡人の注文住宅じゃん(笑)
台所です。
新しくなりました。
高価なキッチンではないですが、新しいと気持ちいいですね。
そして水廻り。
左が洗濯機置き場。
右がトイレです。
未亡人の希望でお風呂はつけませんでした。
ここらは都市ガスではないので、お風呂をガスで焚くととても光熱費がかかるのです。
なので、徒歩で近所の温泉に通うからお風呂はいらないそうです。
もう1軒の方は同じ家賃ですが、お風呂があります。
そのかわり、1部屋少ないのです。
全面的に未亡人の希望を重視しています(笑)
未亡人、未亡人、と呼ばせていただいてますが、そこそこのおばあちゃんです。
これからも長く住み続けてください。
でも年をとって、徒歩で冬道に温泉に通うのは大変じゃないのかなぁ。
以上、古民家再生リポでした。
完成までに3か月かかりましたね。
今までの月額1万円の賃料が、2.5万円に倍以上の値上げになりますが、それでも今回のリフォームはかなりの出費ですから、元をとるまでにはかなりかかるでしょうね。
ほとんどボランティアです(笑)
でも田舎の大家さんは、業者を通したりせずに、振り込みもせずに、家賃はいつもニコニコ現金払い、遊ばせている畑も借主さんが自由に使ってそれぞれ家庭菜園など楽しんでいる様子。
まぁのどかなものです。
一応大家さんは義父ですが、もう高齢のため畑もやることができません。
放っておけばあっという間に草がボウボウになります。
それなら借主さんたちに自由に使っていただき、整備してもらった方がずっといいです。
畑は主人もけっこうハマって、土日にせっせと頑張っていたようですけど。
北海道の家庭菜園はあとじゃがいも収穫で終わりかな?
北海道、早ければ、来月末には平野部でも雪が降ります。
古民家再生リポ、ファイナルです。
最後までお付き合い下さった方、ありがとうございました。
北海道じゃなくても、こちらもめっきり涼しくなりました。
季節の変わり目、体調など崩されませんように。