私は最期まで母を自宅で看ることを選びました。
しかし施設入所を考えなかったわけではありません。
友人がお母様の介護施設を探しています。
お母様は80代。伴侶を亡くされておひとり様です。
一口に施設入所といっても、70代での施設入所と80代での施設入所、おひとり様の施設入所とご夫婦での施設入所、それぞれの事情があります。
よく考えて最適な住居が見つかるといいのですが。
目次
友人のお母様、80代おひとり様
友人は現在お母様が通うディに併設された施設への入所も考えたのだそう。慣れている場所だからよいのではないかと思うのですが。
その施設は、設備も料理も申し分ない豪華さだけど、認知が少しずつ進んでいるお母様は趣味に興味なく、食欲もあるけどホテルレストランのような豪華な食事も「美味しい」という感想はなくただ完食しているだけ。
認知が始まっているお母様にとって、設備や食事より、職員さんの人柄や他の入居さんの様子の方を重点におきたいと考えている友人。
現在は友人の旦那様のご理解もあり、お母様は一緒に暮らしていますが、1日に何度も何度も外出しようとするので、迷子になるのではないかと友人は心配がつきないそうです。
70代の裕福なご夫婦
ネットで見つけた記事です。
70代の裕福なご夫婦が娘さんに相談なく豪華な施設に入所します。
初期費用(入居一時金)3,000万円
毎月の費用が2人あわせて40万円
年金も貯蓄も十分にあるご夫婦なら可能なのでしょう。
しかしご夫婦の財産をアテにしていた娘さんが「なんで相談してくれなかったの!?」と大激怒😡
娘さんの旦那様は収入が低く、子どもたちの教育費などのために親の遺産をひそかにアテにしていたのです。
娘さんに相談なく施設入所を決めてしまったことを反省したご両親は、数か月暮らした施設を退去し、介護施設ではない手ごろなマンションに住み替えるという結論になりました。
たった2か月しか住んでいないのに、初期費用3,000万円のうち戻ってきたのは2,200万円だそう。
円満解決のような終わり方のネット記事でしたが、私のような庶民には初期費用も返還額も想像できない金額でした。
親の遺産をアテにする娘さんにもびっくり。
いずれにしろ、この裕福な夫妻が選んだ施設は「住居型」であり「介護付き」ではなかったそうです。
とすると、夫婦のうちどちらかが日常的に介護が必要な状態になった場合は施設に住めなくなる可能性があるわけです。
義父は80代、おひとり様
主人の父は、北海道の施設に入所しました。
車椅子生活です。
きっかけは昨年末の転倒でした。
しばらく入院した後、施設に入所しました。
義父は2017年の12月に転倒して大腿骨骨折をしており、その時も手術をして長期入院でした。
その時点で、主人は義父を施設にと考えていたのですが、義父は「俺は施設になんか入らないからな!」と強気でした。
でも今回、おじいちゃんはすんなり施設入所したよね。
義父は施設で楽しく過ごしています。
ディで通所していた施設に、そのまま入所しました。
独りで暮らしていた頃は、体重がどんどん減っていきましたが、今は体重が増えて、40kg台になりました。
北海道の田舎町ですから、施設に入所してもそれなりに顔見知りがいます。
長く暮している町ですと、話も合います。
義父は楽しく過ごしていて、主人も「親父は施設暮らしに向いているみたいだな。」と安心しています。
施設入所は80代が多いのでしょうか?
90代だと施設入所というより、病院に入院のパターンが多いのでしょうか?