認知症の高齢者。
妄想、せん妄、幻聴、幻覚…
作り話してるのか?ってほど、ありえないエピソードを真剣に大真面目に訴えてくる高齢者。
ちょっとした妄想話は、「なるほど、なるほど。」と頷いて、あとで人に話して笑い飛ばしましょうね。
先日なんて、母は朝起きるなり、「アンタは(私のこと)嘘つきね!」と怒り出したもんね。
どんな夢をみたんでしょうね。
夢と現実がごっちゃになるのは、よくある話し。
夢の中で、私は相当の悪人なんでしょうねぇ。
ジム友さんのお母様は90代前半で、戸建ての家に独り暮らしをしています。
娘であるジム友さんは、ちょくちょく面倒を見に行っています。
お母様は「2階に泥棒が入った」とよく言います。
足音がするのだそうです。
お母様の家の隣りの家は空き家で、その空き家の2階から自分の家の2階に泥棒がやってくるのだと言い張ります。
そのうち。
「泥棒が2階で、洗濯をしているの。水の音が聞こえるの。」と言いだしました。
2階に洗濯機はあるのか?(笑)
北海道の義父は骨折したため、施設に入所して、入院して、転院して…と環境がここ数か月で目まぐるしく変わりました。
そのせいでしょうか。
今まで認知症の症状はあまりなかったのですが、ここ数か月の環境の変化でちょっと認知の世界に足を踏み入れたのか、「誰かにモノを盗られた」という言葉も出てくることもあったようです。
「もの盗られ妄想」はアルツハイマー型認知症によくありますね。
脳全体が少しずつ萎縮し、特に記憶を司る海馬という部位が早期に萎縮するため、記憶記銘障害、見当識障害で発症することが多いです。
誰か知らない人が、2階で洗濯してるなんて。
小人が夜こっそり来て、靴を作ってくれるみたいな?
ちょっとファンタジー(笑)