昨日の『なつぞら』に続いて今日は宮藤官九郎さん脚本の大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~』の話題です。
第30回「黄金狂時代」。時は1932年。「ロサンゼルスオリンピック」です。
嘉納治五郎(役所広司氏)は、IOC総会で五輪招致の立候補を表明する。しかし、9都市がエントリー済みという絶望的な状況。1940年オリンピック東京への招致に、ムッソリーニとヒトラーという2人の独裁者の思惑が影響する。
あ~、オリンピックの話もいいけど、もっと歴史を見たい!
この数年後。
昭和15年9月に日本とムッソリーニ率いるイタリアとヒトラー率いるドイツで三国同盟を結ぶのです。
世界では「ムッソリーニ、ヒトラー、裕仁」を三大悪人などと称することがあります。
たとえば大統領制のアメリカなどは、日本の「天皇」という位置づけがよくわかっていないのかもしれません。
昭和天皇は日独伊三国同盟に反対の意向を示していたものの、阻止することはできなかった。
そしてこの三国同盟は、日米関係の悪化を促進させ、破局への道を進んでいくことになるのです。
私の母は大正15年寅年生まれ。
『この世界の片隅に』の主人公すずさんが丑年生まれですから、ひとつ違いです。
少女から青春時代を戦争と戦後に投じた世代です。
私がある時「三度のメシより〇〇が好きなのよね~」と軽い気持ちで言ったら、母がポツンと言った。
「それはアンタが三度のメシに困ったことがないからよ。」
私はそれ以来その言葉を言うのをやめました。
母は戦争に関する番組を見るのが大嫌い。
でもこの時期、そういった番組がすごく多いし、見なくてはならないと思うのですよね、私は。