昭和16年12月1日。
御前会議が行われ、結論が出ました。
十一月五日決定ノ「帝國國策遂行要領」ニ基ク對米交渉ハ遂ニ成立スルニ至ラス
帝國ハ米英蘭ニ對シ開戦ス
9月6日の御前会議以降、ずっと結論を先延ばしにしていましたが、とうとう決定になったのが「對米英蘭開戦ノ件」です。
今現在、誰でもこの「國家機密」の文字が押印された一片の紙をインターネットから見ることが可能です。
アジア歴史資料センターHPから資料の検索・閲覧ページにいき、防衛省防衛研究所をクリックして「對米英蘭開戦ノ件」と検索すれば、出てきますので、「閲覧」をクリックすれば原本の画像を見ることができます。
こんなたった一片の紙きれに書かれた短い文章で、この先昭和20年8月15日まで、未来ある若者たちを戦場に駆り立て、たくさんの空襲を受け、沖縄では本土決戦を行い、広島長崎に原爆を落とされ、日本人だけで310万人の命が奪われることになるのです。
今この時間テレビ📺NHKスペシャルで「全貌二・二六事件」をやっています。
二・二六事件が太平洋戦争をまねいてしまったのではないかと。
私の考えですが、太平洋戦争への道はもっともっと前から始まっていたような気がします。
東京都千代田区。
今日の夕方、大雨が降りました。
しばらく雨宿りしましたが、やまなかったので、雨の中駅に向かいました。
途中、何人もの警察の方が、ずぶ濡れになって警備していらっしゃいました。