昨日、8月20日㈫午後9時から放送されていたNHKBSプレミアムでのアナザーストーリーズ。
『ルパン三世』誕生秘話をやっていました。
『なつぞら』に絡めての企画かなと思います。
朝ドラ『なつぞら』に出ている下山克己(麒麟川島明氏演)は、大塚康生がモデルだといわれています。
宮崎駿、高畑勲両氏の育ての親ともいわれている元麻薬Gメンという変わった経歴をもつアニメーターなのです。
『ムーミン』や『未来少年コナン』など有名な作品を手掛けていますが、代表作はなんといっても『ルパン三世』でしょう。
今年4月に亡くなった原作者モンキー・パンチ氏。
モンキー・パンチというペンネームは、加藤一彦氏本人が考えたのではなく、双葉社の若き編集者清水文人氏が勝手につけたものだそうで、本人は嫌がっていたとか(笑)
『ルパン三世』の日本人離れしたお洒落なタッチに似合うペンネームを考えたそうです。
こんなスマートな作品を描いているのは、どこの国の人だろう・・・みたいな夢を読者にみさせたかったのでしょう。
『漫画アクション』で全くの無名だったモンキー・パンチ氏が清水文人氏の援護により、強烈なインパクトで『ルパン三世』を世に送りだしたのです。
そしてその『ルパン三世』の名が広く知れ渡ったのは、テレビアニメ化によるものです。
私は当時小学生でしたが、今まで見たことのない大人の雰囲気があるアニメにびっくりし、そして妹とふたりでケタケタ笑いながら楽しみに見ていたのです。
残念ながら、それはわずか半年、23話で終了(打ち切り?)になってしまいました。
原因は視聴率の低迷。
その後第二シリーズとして、再びテレビで見られるようになった時、私は高校生でした。
今度は面白い要素に加えて「なんて格好いいの・・・」と羨望の眼差しで見ることになります。
ちなみに私のお気に入りキャラクターは石川五ェ門。大泥棒石川五右衛門を先祖に持つ13代目剣士。第二シリーズの井上真樹夫さんの声が素敵でした。
初代ルパンの声は故山田康雄氏。
インパクト強かったから、その後を引き継いだ栗田貫一氏はものまね出身なだけに大変だったと思うけど、昨日の番組では、次元大介役の小林清志氏から掛けられた一言「そろそろ自分の声でいいんじゃないか」がきっかけで、何かが変わり始めたことを明かしていました。
でも私の中ではやっぱり山田康雄氏の声が心に残っているなぁ。
故鈴木清順氏が『ルパン三世』第二シリーズの監修や映画の監督をやっていたと聞いてびっくりしました。おじいちゃん役の俳優さんの印象しかなかったから。
宮崎駿高畑勲両氏も大きく関わり、今でもみんなに愛されている『ルパン三世』
私は幼い頃『トムとジェリー』が大好きでしたが、そのトムとジェリーのように、追っかけっこしながらも喧嘩しながらも憎みあうことのできない関係がルパンと銭形警部の関係と類似しているような気がします。
ルパンといえば、今深田恭子さんがドラマ『ルパンの娘』ってのをやってるけど。
「月にかわっておしおきよ!」・・・ではなく
深キョン「あんたがおかした罪、悔い改めな!」って言うんだよね。
ドラマ、なかなか面白いよ。
深田恭子さん、峰不二子のイメージ?舌足らずでちょっと可愛すぎる感じ。
私的には、もっと小悪魔的な沢尻エリカさんかなぁ。
若い頃に観たっきり、『ルパン三世』の映画は観ていません。
久しぶりに観たくなったな。
日本のアニメって本当に日本の文化。素晴らしいと思う。
NHK BSプレミアムのドキュメンタリー番組「アナザーストーリーズ 運命の分岐点」『そして、ルパン三世が生まれた~命を吹き込んだ男たち~』の再放送は26日23時45分から。