前回、「ブッダか!?」「いや、浦島太郎だろ!?」と物議をかもした染谷信長の初登場。
今回番組冒頭の、信長が魚をさばいてみんなに配っている姿を見て、私は確信した。
「ブッダではない。浦島太郎だ!」
目次
『麒麟がくる』第8回「同盟のゆくえ」のあらすじ
第8回のあらすじは70字ちょいで十分。
信長と初めて会った光秀は帰蝶に結婚を薦める。婚儀成立に道三は光秀を褒め、高政は傷つき、
女性視聴者へのサービスか?
「是非もなかろう・・・」
ひそかに思いをよせる光秀に「尾張へ、お行きなさいませ!」と信長との結婚を進言される帰蝶。
帰蝶は覚悟を決めて「十兵衛(光秀)が申すのじゃ・・・
是非もなかろう・・・。この言葉、今帰蝶が言っちゃう?
これより34年後、帰蝶が嫁いだ信長は、光秀に本能寺にて攻められ「
帰蝶が光秀を好きだという”匂わせ”はこの場面だけで十分だと思うのですが。
乙女ちっく大河は苦手です
今回の第8回は、帰蝶と駒の光秀への思いが大きくクローズアップされました。
女性視聴率を得るために多少は必要かと思いますが、ここまで時間を割く必要はありますか?
好みが分かれるところでしょうけど、私としては、乙女ちっくはもうちょっと軽~くしてもらえるとありがたいのですけど。
それでも最後に駒が旅立つ時、光秀の思いをグッとこらえて「ここでお別れします」と演じる門脇麦さんの声が涙声になった時は、私もちょっと泣けた(笑)
『花燃ゆ』
2015年大河ドラマ『花燃ゆ』では、乙女ちっく全開でしたが、視聴率&評判ともに散々でした。大沢たかおさんが良い演技をされていただけにもったいなかった。
あ、このドラマでは、今話題のでっくんが物語の中でも不倫してましたっけ。
『おんな城主直虎』
2017年大河ドラマ『おんな城主直虎』も前半の三浦春馬さんと直虎のキュンキュン少女漫画初恋バナシは無理ありすぎで、うんざりでした。
でも後半の高橋一生氏(小野政次)と直虎の碁盤をはさんでのオフィスラブ的な描写にはキュンキュンしましたので、視聴者とはわがままな生き物です(笑)
今川義元と松平広忠
駿河の今川義元と三河の松平広忠が、織田信長と帰蝶の婚礼、つまり尾張の織田と美濃の斎藤が手を結んだことにやきもきしています。
あれ?このふたりは?
今川義元演じる片岡愛之助さんと松平広忠演じる浅利陽介さんって?
沈着冷静な大谷吉継と、裏切者で小心者の小早川秀秋じゃんねぇ。by『真田丸』
違うって!
「織田と戦じゃあ!」
今川義元
凛々しく品があり、惚れ惚れするわ!
今川義元ってどのドラマでもだいたいヒール役です。
片岡愛之助さんが演じられると、染谷信長に負ける気がしない。
でも負ける。
永禄3年(1560)「桶狭間の戦い」で、信長はわずか2500の兵(兵の数は諸説あり)で、10倍の25000の兵(兵の数は諸説あり)を率いる今川義元に大勝利するのです。これが信長の戦国武将デビューでしょう。
桶狭間で休息する今川軍に対し、豪雨の最中、信長軍は奇襲を仕掛けるわけです。
視界をさえぎるほどの土砂降りの雨の中、突撃する信長軍。
今川義元贔屓の母は「信長って卑怯よ!休んでる義元さんを襲うなんて!」とよく怒っていました。
松平広忠
『軍師官兵衛』、『真田丸』と小早川秀秋を演じた浅利陽介さんは、すっかりハマり役になってましたが、今回演じるのは家康のお父さんこと松平広忠です。
先日は幼い竹千代に(後の家康)「父上は大嫌いじゃ」と言われちゃってましたねぇ。
広忠は子の家康同様、幼少期は苦労の連続でした。そして成長後も苦難の道だったのです。
父を10歳で亡くし、その弱みにつけこんだ信秀(信長のパパ=高橋克典氏演)に攻められ、各地を転々とし、12歳で岡崎城にもどることができたものの、尾張の織田氏に睨まれていたため、今川氏を頼るのです。
15歳の時に信秀に安祥城を奪われ、翌年に織田勢をけん制するために水野忠政の娘(お大の方)と結婚します。
しかし竹千代(後の家康)が生まれた後に水野忠政が亡くなると、水野家が信秀についたために、お大の方と離縁するのです。
義元は竹千代を人質に差し出すことを要求し、広忠はやむなく承知します。
ここらあたりのエピで竹千代の「父上は大嫌いじゃ」になるのでしょうねぇ。
天文16年(1547)8月。竹千代は人質として今川氏の駿府に行く途中に渥美半島の田原でそこの城主戸田康光につかまり、信秀のもとに送られたのです。
この信秀の元にいた時に、竹千代は光秀と初見したのですね。
ドラマは今天文17年(1548)~18年。
広忠が亡くなったのは天文18年(1549)3月6日という説を採用するとなると、余命あとわずか。
死因については一揆による殺害や病死など諸説あります。
一般的にいわれているのは、岩松八弥による刺殺でしょう。
『国盗り物語』
今日のNHK『ごごナマ』に高橋英樹さんがゲスト出演されていました。
以前織田信長を演じられていた『国盗り物語』の画像が流れました。
明智光秀役の近藤正臣氏(当時31歳)を罵倒する場面はパワハラそのもの。
パワハラが大きく問題視される今だからの明智光秀主人公の『麒麟がくる』ってわけじゃないでしょうけど、小学生時代に観たこの『国盗り物語』の明智光秀に魅せられて、私は歴史好き、なおかつ光秀贔屓になりました。
今若い方の歴史好きの原点はゲームでしょうかね?