寒い日です。
午後から雨はみぞれに、そして雪にかわりました。
ウチは都会のド真ん中ではないせいでしょうか?
「不要不急の外出を控えよう」というスローガンとは裏腹に、向かいの大型スーパーは車がひっきりなしに出入りしていて、店内は超混みあっています。
週末だけではなく、平日もいつも満員です。
フードコートでは幼稚園児から高校生まで、たくさんいます。
北海道産の軟白葱を買ってきました。
とても美味しそうで、このネギを主役にしたおかずを作りたいと思いました。
サッと湯がいたネギ、そしてワカメとちくわとイカの刺身で「ぬた」を作りましたよ。
上にかけた酢味噌。
白味噌:酢:砂糖=1:1:1で作りました。
それにお好みで辛子をちょっぴり。
甘いのが嫌な方は砂糖をもう少し減らした方がいいです。
混ぜ混ぜして和えても美味しいですね。
でも私は直前に酢味噌をかけるのが好きです。
今まで食べた中で1番美味しかったな~と記憶にある「ぬた」は、もう30年以上前です。
北海道にいる頃、まだ子供がいない新米主婦の私は、主人の知人の方たくさんたくさんで海に行きました。
その中で、年配の奥さんが(たぶん当時50歳くらい)タッパーいっぱいに青ネギのおひたしをいれてきてくれて、別の容器に酢味噌をたっぷり作ってきてくださり、ネギに酢味噌をかけて食べたのですが、海辺で食べたその「ぬた」の美味しいこと!
タッパーにいっぱい入っていた青ネギは、その奥さんがパートに行っている農協で売り物にならないネギを譲り受けてきたとのこと。
酢味噌の味がまた完璧で、ちょっとゆる~い感じだった記憶があります。
なので、ゆる~い酢味噌が好きな方は、みりんを少し足してもいいかもしれません。
その奥さんとは、今ではまったく付き合いがないのでどうされているかわかりません。
まだそんなに年齢がいってない時に癌がみつかったという噂も、また離婚話がすすんでいるという噂も真偽のほどはわからないまま、何年もたちました。
ところで、「ぬた」という名称は全国どこでも使うのでしょうか?
高知が発祥だとも、福岡の郷土料理だという説もあります。
北海道ではあまり聞かれず、「酢味噌和え」といっていた友人が多かったです。
私が「ぬた」と言うと、「何、それ?」みたいな不思議そうな顔をされたことも多々ありました(笑)