2005年に制定された食育基本法に「父母その他の保護者にあっては、家庭が食育において重要な役割を有していることを認識」しなければならず、「我が国の伝統のある優れた食文化、地域の特性を生かした食生活、環境と調和のとれた食料の生産とその消費等に配慮」して食育を推進しなかればならないとあります。
「むずかしいわ…」
この食育での推進で大々的に始められたのが「朝ご飯キャンペーン」です。
目次
朝ごはんキャンペーン
農林水産省では「家族における食育の推進」の一環として、文部科学省と手を携えて朝ご飯の重要性を訴え、国をあげての朝ご飯キャンペーンが始まったのです。
2006年に『早寝早起き朝ごはん』全国協議会が発足します。
全国協議会のウェブサイトには、当然のことながら、コーンフレークに牛乳をかけたり、トースト1枚にコーヒーのみといった写真は登場しません。
炊きたてのごはん🍚、だしからとって作るみそ汁、煮物、卵料理…などなど。
なぜか和食の朝ご飯の方が絶賛されるw
こうなると、朝ご飯を食べるためのキャンペーンではなく、「手作りの朝ご飯こそが正しい」という価値観になるような気がいたします。
朝ごはんは温かいもの?
静岡のお茶屋さん市川園が運営するお茶ミュージアム によると、かって京都ではお昼にご飯を炊く習慣があり、朝食と夕食にお茶漬けがよく登場したそうです。
冷めたご飯をおいしく食べる工夫からうまれたのがお茶漬け。
それに漬け物をそえたのが「ぶぶ漬け」です。
炊飯器ができ、タイマーでご飯を炊くことができる。
残ったご飯を冷蔵庫で保存する。(もしくは冷凍する)
そんな便利な時代になったのは、昭和の半ば以降ですね。
1日をスタートさせる大切な食事
私はキューピーのLINEにお友達登録していますが、そこで「子どもに良い食習慣を身につけよう」とあります。
そこで「朝食を食べよう」と提唱しています。
睡眠中にもエネルギーを消費するため、朝食にはその失ったエネルギーを補う大切な役割があります。
生活リズムを整えたり、集中力を維持することにもつながります。
なので、炭水化物(パン、ごはん)、たんぱく質(たまご、肉)、ビタミンミネラル(野菜、果物、牛乳)などいろいろな栄養素を朝食で摂ろうというのです。
…忙しい朝に、大変だ💦
海外では
日本人の食生活は豊かです。
フランスでは「カフェオレとクロワッサン」
他の国でも、朝食はとても簡素です。
朝食だけではなく、食事そのものが日本ほど凝っていないのです。
私の長男が中学生の頃、ニュージーランドに3週間ホームスティしましたが(ホームスティ先はかなり裕福な家庭でした)、その間夕飯は毎日カレーライスだったと言っていました。
私の朝ごはん
ただ、私は朝ご飯がとても好きなのです。
身体のためとか、家族のためとか、主婦の使命とか、そんな理屈抜きで、自分自身が朝ご飯メニューが大好きなのです。
えぇ、パンでも和食でも。
今は朝活で運動をしていますので、その都合もあり、朝ご飯は11時頃になることもあります。
しっかり食べます。
子育て中も、働いていた頃も、夕飯作りはともかく、他の家事の手は抜いても、朝食はしっかり作っていました。
まとめ
私は朝ご飯が好き。
だから、作るし、食べる。
でも無理をする必要はない。
朝ごはん食べるのは大事だけど、1日に必要な栄養を朝ごはんですべて摂るというのは大変すぎる。
あくまでも私個人の考えです。
「家事のしすぎ」が日本を滅ぼす
本日の記事の参考文献です⤵
なぜ、日本では家事がそんなに大事なのだろう?
大切なことは家族や周りの人と食べること。
笑うこと。
休むこと。
そしてその準備という家事を含めた日々の暮らしを自分らしく楽しむこと。