母の食欲が激減し、身体が弱ってきています。
2月に転倒し恥骨骨折しましたが、もうその痛みは全くありません。
しかし食べていないので、歩くのがとても大変です。
車椅子の座り方も力が入っていないので、椅子に身体を預けているような姿勢です。
かかりつけのお医者様に「訪問診療はどうでしょうか。」と相談したところ、「それは良いと思います。うちではやっていませんが、近所でそういった病院がいくつもあるので、ケアマネさんに相談してみてください。」とのことでした。
ケアマネさんにお願いしたところ、すぐに行動に移してくださり、トントン拍子に話が進み、近所の訪問診療の病院と契約することができました。
病院のパンフレットによると、在宅医療の対象となるのは
- 身体・健康上の理由で通院が困難である
- 介護者の要因・負担により通院が困難である
- 最期の時を住み慣れた家で家族と一緒に過ごしたい
- 家で寝たきりでかかりつけ医がいない
- 慢性疾患で自宅での療養生活を勧められている
- 中心静脈栄養、人工呼吸器などの特殊な治療・管理が必要である
などなど…
母の場合、母は寝たきりではないし、私が車椅子で近所の病院に通院することは可能です。
慢性疾患もこれといってなく、中心静脈栄養や人口呼吸器も今のところ必要ではありません。母が何も食べなくなるようであれば、この先はわかりませんが。
ということで、私が訪問診療を選択した理由としては、「最期の時を住み慣れた家で」というのがあてはまるでしょうか。
点滴や注射、胃瘻なども在宅で行うことができます。
24時間365日、お医者様が対応してくれます。
容態が急変し、医師が入院を必要と判断した場合、連携病院を紹介してくれます。
定期訪問診療は、2週間に1回。
初診の時はケアマネさんも立ち会ってくださるそうです。
気になるお値段は?
後期高齢者保険1割負担の場合、月額概算6,000円~10,000円くらいが目安だそうです。
口座引き落としの手続きをしました。
母は週に1回訪問リハビリも利用していますが、「歩けなくなっても訪問リハビリは続けた方がいいでしょうか。」とお医者様に質問したところ、「股関節が硬くなったりするとオムツ交換も大変です。歩けなくなったとしても訪問リハビリは続けてください。」と言われました。
できれば「歩けなくなる日」が遠い未来であることを願います。
またひとつ、介護道の曲がり角にきています。
私が母との同居介護を初めて丸6年。
同居を始めた頃は、母独りを何時間も留守番させることもできて、ほんと、楽だったなぁ。