先日、甥っ子の結婚式に出席しました。
その結婚式には、お嫁さんのお祖母様も出席されていました。
「寅年」だそうで、おそらく85歳か86歳でしょう。
靴は歩きやすいウォーキングシューズでしたが、きれいなコサージュをつけて、耳にはイヤリングをされていました。
立ち姿がとても美しかったです。
甥っ子は、86歳の祖父(私の妹の旦那様のお父様)に出席してほしいと希望したのですが、片道2時間の遠方ゆえに、それは叶いませんでした。
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80代独り暮らし
お嫁さんのお祖母様も甥っ子の祖父(私の妹の旦那様のお父様)も独り暮らしです。
私の母も86歳の時は独り暮らしでした。
86歳の独り暮らし、親族は不安が絶えません。
世の中には元気に独り暮らしをしている80代はたくさんいますが。
80代の要介護率は?
70~74歳で要介護認定率は5.5%ですが、75~79歳では12.4%、80~84歳で26.4%、そして85~89歳になると48.1%です。「令和4年版厚生労働白書」(厚生労働省)より
「高齢者」といってもひとくくりにはできず、まさに「多様性」です。
誰に介護を頼みたいか
「将来、排泄等の介護が必要な状態になった時、誰に介護を頼みたいか」という質問に対して、「子」「子の配偶者」と答えたのは13.9%、1位は「ヘルパーなど介護サービスの人」(46.8%)だそうです。「令和4年度 高齢者の健康に関する調査」
私もできれば、自分の介護はプロにお願いしたいと考えています。
自分の排泄等の介護を「子の配偶者」に頼みたいと考えている人が、令和の今現在に存在していることに驚きです。
女性は、息子にお風呂や排泄などの世話をしてもらうのは抵抗があるかもしれません。
なので、できれば「お嫁さん」にお願いしたいのでしょうか。
介護業界人材不足
その「介護のプロ」が人材不足であることは大きな社会問題です。
妹夫婦が義父にケアマネージャーさんをお願いしたいと、地域包括支援センターに相談したところ「ケアマネが足りなくて、すぐには見つからない」と言われました。
「知り合いにケアマネはいませんか?そちらにお願いした方がいいですよ。」とまで言われました。
妹の友人にケアマネさんがいますが、住んでいる地域が違うので、お願いすることはできません。
しばらく待つことにはなりましたが、ようやく最近ケアマネさんが決まりました。
よかったです。
これからはいろいろケアマネさんと相談して、今後のお義父様の生活を支えていくようです。
まずは、通所のための施設探しだそうです。
施設のお風呂
ディサービスに通えれば、お風呂を利用できますから、それだけでも助かります。
自宅のお風呂は掃除が大変ですし、なにより独り暮らしの高齢者が自宅で独りでお風呂に入るのは心配です。
地方には、お風呂が温泉の施設もあるそうですよ。
私は将来そんな施設を利用したい。
介護従事者の人材不足を解消するには、まず十分な給与を保障すること。
それを国で助けることはできないのか?