帰蝶が主人公の回だったから女性視聴者が増えたのかな?副題が「帰蝶の願い」ですからね。
それとも彼が初登場だったから?
目次
『麒麟がくる』第7回「帰蝶の願い」あらすじ
第7回のあらすじを100字以内で!
織田の嫡男信長と斎藤の姫帰蝶の縁談が条件の和議が提案される。結婚に気がすすまない帰蝶に頼まれて、光秀は信長という男を偵察しに熱田へ向かうのです。
そこで初めて光秀は織田信長を見ることができたのでした。
海がない
斎藤利政(後の斎藤道三)は娘を人質同然に嫁にだすのが条件であるにもかかわらず、織田と手を結びたい。
だって、国を豊かにしたいから。
国を豊かにするためには、海がほしい。魚もとれるし、貿易もできるもんね。
「この美濃には海がない」
モックン・・・いえ、斎藤利政は悲し気につぶやきます。
海がない?
海がない・・・
この台詞どっかで聞いたような?
そうだ!
先月テレビ放送された映画『翔んで埼玉』でやってたんだ!
海のある千葉にいじられ、埼玉県民の「海へのあこがれ」がネタになってたあの映画!
そして。
モックンは埼玉出身です(笑)
どんだけモックン、主役を喰ってしまうのか。
信長登場
今回は帰蝶が主人公の回でした。
川口春奈さんすごく可愛かった。
正直、帰蝶が出るたびに「ここ、沢尻さんならどんなふうに演じたかな?」って思ってしまうのも事実です。
でも川口帰蝶、はつらつとした若さ、無邪気さ、光秀への淡い思い・・・とても上手に演じられています。
でもそんな40分も、最後の数分で、台詞もない染谷将太さんにすべて主役をかっさわられてしまった。
カラフル大河。
最後の最後。
常夏の島かよ、と思わせるようなコバルトブルーのオーシャンビューに船の上から現れたのは誰?
違う。
浦島太郎だ!
違う。
若き日の織田信長でした。
いっそ浦島太郎なら、浦ちゃんこと桐谷健太さんが織田信長やってもよかったんじゃない?
今回の信長、台詞なし。
でもインパクト十分。
過去に信長を演じられた高橋幸治氏、高橋英樹氏、藤岡弘氏、役所広司氏、渡哲也氏、豊川悦治氏、江口洋介氏、みんなびっくりよ。
こんな丸顔のほっぺテカテカの信長。
丸顔という点では、1992年大河ドラマ「信長 KING OF ZIPANGU」で主人公を演じられた緒方直人さんがちょっとイメージに近いかな。
外国人から見た信長
ヴァリニャーノ
日本に数年滞在し、天正10年(1582)春、日本を去ったイエズス会の日本巡察師のヴァリニャーノが、その翌年に、ローマのイエズス会全本部宛に日本の状況を報告した記録には
「日本における主従関係は、はなはだ放縦で、彼らの間に裏切りや謀反がおこるのは不思議とするにたりない。」とある。
ヴァリニャーノが離日して4か月後に本能寺の変が勃発している。
ヴァリニャーノは信長の死を予見していたのか?
シモン=デ=アルメイダ
イエズス会の修道士のシモン=デ=アルメイダは
「信長についてもっとも驚いたのは、家臣たちが異常なくらい信長に恐怖していることである。信長が少し手を振って合図するだけで、家臣たちは目の前で世界が崩壊したかのように、あるいは彼らの前に牡牛でも現れたかのように、あわてて退去するが、あまり急ぐので互いにぶつかりあうというありさまであった。」と述べている。
ルイス=フロイス
「この頃から信長は自らの権力に慢心して、ますます傲慢となり、神聖かつ不滅の支配者として人々から崇拝されることを望んで、安土山の城内に寺院を建立した。そして彼は、自分の誕生日を定例の祭日として、毎月、この寺院で祝うことを命じた。」と本国へ手紙を送っている。
染谷信長
今回のブッダ=浦島=信長を見る限り、そんな人間像が全く想像つかない(笑)
せめて秀吉。
染谷将太さんは、『江~姫たちの戦国~』で信長に最期まで付き添い本能寺で戦死した小性の森坊丸を演じ、また映画『清州会議』では森坊丸の弟で美少年のイメージが強い森蘭丸を演じられています。
森坊丸や森蘭丸のお兄ちゃんである森長可は、本能寺の変から2年後、長久手の戦いで亡くなったね。
この話にふれるとまた長くなるから、ここらへんで。
とりあえず、染谷信長のこれからの展開が楽しみでたまらない。
熱田湊、熱田神宮~NHK大河ドラマ紀行より引用
熱田はかつて伊勢湾水上交通の要となる港町でした。
各地の産物の一大集積地となる熱田湊。
津島とともに、熱田を掌握した信秀は多くの富を得ていたといいます。
名古屋出身の母は熱田神宮を親しみとリスペクトをこめて、「熱田さん」と呼んでいます。
かつて海に面して鎮座していたこの社は、三種の神器のひとつ、
大宮司・