暮らしと勉強 Bettyのブログ

実家の母を介護するために北海道から引っ越してきました。片づけと大学通信教育部の勉強と猫と介護と。雑記ブログです。

NHK朝ドラ『スカーレット』終了

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NHK朝ドラ『スカーレット』が昨日最終回をむかえた。

私はブログでよく朝ドラネタをやるのだが、この半年『スカーレット』について書くことは少なかった(・・・ように思う)。

 

なぜなら。

 

ネタバレをすぐに調べてしまう私は、この物語が辛い結末を迎えるであろうことを知っていたから。

その結末へといく過程も壮絶であろうことが予想されたから。

 

目次

 

幼少期から中学卒業まで

物語の舞台は、琵琶湖のある滋賀県信楽

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画像は琵琶湖ではなく、北海道洞爺湖(;^ω^)

主人公である喜美子は、一家で大阪から信楽へと移り住む。

人の良い隣人たち、地元の人たちに助けられながら、多少ガサツではあるけど、家族思いの働き者である喜美子は、健やかに成長していく。

 

喜美子の大阪時代

物語は大阪へと舞台を移す。

酒飲み、横暴なお父ちゃんの判断で、中学を卒業するとすぐに喜美子は大阪で女中として働きだすのだ。

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視聴者が1番よかったという場面は、この大阪編が最も多いような気がする。

ちゅらさん』や『ひよっこ』の岡田恵和氏がよく書くのだが、下宿家の人々との生活というのは、どこか懐かしく、そして悪人がいないという設定が多くほのぼのとさせるのだ。

この『スカーレット』もそう。

下宿の住人は、ちょっと怖い大久保さん、生涯にわたって友人となるちや子さん始め、みんながみんないい人なのだ。

大阪編がもう少し長く続いてほしかった。

なのに、喜美子はお父ちゃんの横暴で、あっさりと11月初旬には信楽へもどってしまうのだ。

大阪編、1か月もなかった😞(ドラマとしては3年)

 

喜美子の結婚と離婚

でも信楽へ戻ってきたからこそ、喜美子は夫となる八郎と会うことができる。

キュンキュンさせる恋愛期間を経て、喜美子は八郎と結婚するのだ。

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八郎と喜美子の台詞のやりとりは絶妙だ。

好き好きはあるだろうけど、八郎さん演じる松下洸平さんがドラマに出てくることで場面がとても流暢になると私は感じる。

これは離婚後もそう。

離婚後しばらく八郎さんがドラマに登場しない時期があったが、ここらあたり私はドラマにのめりこめなかった。

年末をもって、トラブルメーカーであるお父ちゃんはいなくなり、新年には新しい弟子がやってくる。

史実では弟子と共に信楽を去っていく旦那様だが、そこは朝ドラ。

そんなふ~りん物語にはしない。

喜美子の陶芸への一途さが、八郎との価値観と折が合わず、ふたりは別の道へと歩むことになるのだ。

離婚に関しては、史実と違い、ドラマオリジナルになるのだが、このあたりの描写が雑だったと思う。

もっともっと時間をかけて、ふたりの心のすれ違いを描いてほしかった。

だから視聴者が納得しないまま物語が進んだのだ。

 

息子武志の闘病生活

喜美子は穴窯での作陶に成功し、シングルマザーの陶芸家として順調に成功する。

逆に八郎は陶芸をやめてしまい、物語にはしばらく登場しないのだが、武志が縁結びとなり、また喜美子宅にちょくちょく顔をだすようになる。

ここがちょっと不自然で、やはり納得いかなかった。

嫌いではなく別れたのであれば、10年も音信不通というのは無理がないか?

もしかしたら、八郎さんは離婚と同時にあまり出演する予定ではなかったのに、思ってた以上の松下洸平人気で無理やり出番を増やしたのではないかと勘ぐってしまうではないか。

縁結びとなった一人息子武志が3月になり、白血病とわかり、残り1か月は闘病生活が描かれる。

SMAP吾郎ちゃんが、医師として登場。

ラストは、武志が「幸せや。」と喜美子とハグして終わり、2年後武志を思い出しながら陶芸家として穏やかに過ごす喜美子の様子が描かれる。

清子が骨髄バンクの立ち上げに尽力する物語も描くのかと思ったので、この終わり方は意外だった。

 

視聴率は苦戦

最終週こそ、視聴率は追い上げてきたものの、全体としては苦戦していた。

テレビ離れがすすんでいるといわれているが、それでも朝ドラは近年の過去作は平均視聴率は20%を超えている。

 

 

スカーレットはおそらく20%を下回るだろう。

視聴率苦戦の理由として、弟子と八郎とのやりとりの時期がちょうどワイドショーでのでっくん不倫が賑やかだった頃であるということ、物語のどうでもよい話をグダグダと引っ張っていたこと(信作と百合子の結婚話とか)、そして陶芸に関する描写が少なく視聴者に伝わらなかったこと・・・などがあげられる。

 

 

ドラマを観終えて、私の感想

陶芸の技術に関して、もう少し説明がほしかったという意見に私も同感です。

ただ、陶芸についての専門的な場面ばかりクローズアップするとシロウトには飽きられてしまう可能性もあります。

私は『まんぷく』のラーメン作りに萬平さんが苦戦している頃、ドラマというよりは『プロジェクトX』を見ているようで、辟易しました。ラーメン作りのうんちくを台詞で説明するのですが、毎日毎日その説明台詞と失敗の連続で、その時期がまた長く、ちょっとウンザリ気味でした。そして主人公であるはずのフクちゃんは隣りで手伝ってるだけで、これといって活躍してないじゃん・・・と冷めた目で見ていました。

 

どうでもいい話がグダグダと・・・っていうのは、林遣都さんと福田麻由子さんには申し訳ないけど、2月末の1週間スピンオフ物語の時がマックスでした。

 

また、闘病生活というのは、朝ドラに向かないのではないかという思いもあります。

物語全体をもうちょっと凝縮して、NHK土曜夜9時の枠でやればまた違った視聴者が楽しめたのではないかと思いました。

番組開始当初に、モデルとなった神山清子さんの人生をネットで調べてしまった私は、あまりの壮絶さに、半年間観続けられるかどうか不安でした。

 

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とくに武志の闘病生活を描くであろう3月が不安だったのですが、観ているうちに考えが変わりました。

とくにドナーを探す場面。

観ていて、「骨髄バンク」について考えるようになった視聴者の方は多いのではないでしょうか。

土曜日夜9時のドラマよりあきらかに高い視聴率を誇る朝ドラ。

この朝ドラで放送するからこそ「骨髄バンク」の存在について関心をもつ人が増えるのではないかと。

 

喜美子は異色のヒロイン

ここ数年、大阪制作朝ドラヒロインは、『朝がきた』『べっぴんさん』『わろてんか』・・・とお金持ちのお嬢さんが多かった。

まんぷく』はさほどでもなかったけど、ヒロインふくちゃんは、英語が堪能な教養豊かな女性です。そして結婚後は社長夫人です。

『スカーレット』の喜美子は、中学を卒業するとすぐに働く環境で育ち、決して裕福ではない人生でした。

穴窯作品の成功後も生活は質素です。

 

また朝ドラの典型パターンとしては、「ヒロインがピンチになっても、周囲の優しい人々(イケメンだったり)に助けられ、悲しみや喪失感は長引かず、解決していく。で、結果はヒロインの功績になり、みんなから持ち上げられる。」物語です。

前作『なつぞら』のヒロインがまさにそれでした。

そんな過去作ヒロインとはちょっと異色、自分で道を切り開いていった喜美子に強さとたくましさを感じた視聴者も少なからずいたでしょう。

最終回の最後の場面、穴窯の火と向かい合いながら、作陶に励むヒロインこと戸田恵梨香さんに気迫を感じました。

戸田恵理子さんが演じてくれて本当によかった。

新人女優さんには無理だった気がします。

 

神山清子さんの人生はモデルではなく、ヒントをもらっただけ

『スカーレット』のモデルは神山清子さん・・・と、言われていますが、実は公式サイトで「神山清子さんは信楽の女性陶芸家ということで、深く取材させていただきヒントをいただいてやってますが、家族関係ですとか人生で起こることは、ドラマのオリジナルです。」と明言しています。

神山清子さんモデルの映画『火火』は内容がかなりヘビィだと評判。

この内容は朝ドラ向きではなかったのでしょう。

でもその人生と真正面に向き合った神山清子さん、すごい人です。

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MVPは劇中音楽

ずっといいなと思っていたのは劇中の音楽。

主題歌が話題になることはありますが、今回は劇中の音楽BGMを担当された冬野ユミさんのセンスに脱帽!

時に重厚すぎて、熱演してらっしゃる俳優さんたちが喰われてしまうほどのクラシカルなBGMは凄かったです。

喜美子の力強さが現れるような弦楽器、静寂な奏でが心に響くピアノ、鳥肌がたつほどでした。

オリジナルサウンドトラックもありますが、スマホで個別に購入もできますから、ちょっと検討してみたいところです。