耳垢には乾性と湿性の2タイプがあり、その割合は人種によって違います。
北部の中国人や韓国人では湿性耳垢は4~7%。
白人では90%以上。
黒人では99.5%。
そして日本人全体では湿性耳垢は16%です。
ただし、日本国内でも沖縄、本土、北海道でその割合に差があります。
北海道のアイヌ民族で湿性耳垢の割合は50%といわれています。
また、沖縄も本土の人より湿性耳垢の割合が多いといわれています。
日本には元々湿性耳垢の縄文人が居住していましたが、そこへ乾性耳垢の渡来人が大陸から渡ってきて、本州ではその渡来人と元々住んでいた縄文人が交流し進化し弥生人となります。
しかし、渡来人は北海道と沖縄には渡りませんでしたので、そのまま湿性耳垢の縄文人がそのまま渡来人の人種の影響を受けずに、弥生人の存在なく、年月が流れたのです。
なので、沖縄人と北海道のアイヌ人は湿性耳垢の人の割合が多いのではないかと言われています。
北海道はもうすっかり秋です。
縄文人の身長は、発掘された人骨などの測定から男性は平均160.24cm。
弥生人は163.23cm。
古墳時代では161.54cm。
弥生時代には大陸からの渡来人の血が多く混ざっているので、縄文時代より平均身長がぐんと高くなります。
しかし古墳時代になると、大陸から渡ってくる人も減り、大陸と日本人の血が混ざることが少なくなったため、また身長がすこし低くなります。
縄文人は狩猟で生活していましたが、稲作を始めた弥生人、そして古墳時代…と人種が形成されていき、いま現代の日本人に行きつきます。
今、世界はたくさんの交流があります。
「血が混ざると顔が可愛くなるんだって~。だからハーフは可愛いんだよ。」と子供の頃言われたことがあった(笑)
これから、たくさんの血がまた混じり合っていくことでしょう。
これから1000年後、2000年後、1万年後。
学校の歴史の時間に「昔、地球にはいろいろな人種がいました。そういった人種間で問題が起こり、戦争に発展したこともあるのです。」なんて先生が説明することがあるかもしれない。
ニューヨークで行われたテニス全米オープンでの大坂なおみ選手のマスクに共感した人、考えさせられた人は多かったはず。
「人種問題?何、それ?」と子供が思うくらいに、平和な世が来ますように。
通信制大学の考古学の授業で、人種論争について学んでいる時に、ふと現代の人種論争が頭をよぎった。
その脳内をブログにしてみました。
お読みくださりありがとうございました。