わが家の96歳の母は要介護2。
立派な認知症です。
孫のことはわかりませんが、私と妹のことは「自分の娘」だと理解しています。
いつの頃から認知症になったのか、よくわかりません。
気がつけば、認知症でした。
昨日のNHK「ニュースLIVE!ゆう5時」で興味深い「プレ認知症」について、説明していました。
目次
「プレ認知症」の段階で治療する
現在認知症の6割を占める「アルツハイマー型認知症」では元の正常な脳に戻せません。
しかし「プレ認知症」の段階で、医師の診断を受け、正しい治療をすれば、症状が回復する可能性があるというのです。
その治療は、薬ではなく生活習慣の改善です。
正常域まで回復するというではありませんか。
「プレ認知症」の段階で治療すれば16~41%が戻れます。出典:日本神経学会監修「認知症疾患診療ガイドライン2017」
「プレ認知症」とは
プレ認知症というのはどの段階でしょうか。
健常者
↓
主観的認知機能低下👉プレ認知症
↓
↓
軽度 認知症
↓
中度 認知症
↓
重度 認知症
認知症に進む五段階のうち、「主観的認知機能低下」と「軽度認知障害」が「プレ認知症」といえます。
「軽度認知症」は「プレ認知症」ではなく「認知症」なのですね。
「プレ認知症」では受診しない人がほとんど
ただ現時点では、プレ認知症で受診する人は多くありません。
なぜなら軽度から中度あたりで、仕事や家事に支障が出て、周りの人が気がつくからです。
「主観的認知機能低下」では、もの忘れを自覚するものの、周囲には気がつかれず、仕事や家事に支障はありません。
「軽度 認知障害」では、もの忘れ自覚以外に周囲が気づき始めますが、仕事や家事に支障はありません。
ポイントは「変化」です。
今まではできたのに、できなくなったとか。
「あれ、なんかおかしい。」というのがサインです。
認めたくないと思う方が多いと思いますが、そこが大切です。
認知症対策
「プレ認知症」段階での生活改善は、喫煙・禁酒・適度な運動…といったところですが。
例として。
番組では順天堂大学の新井平伊医師が「スクワットしながら、昔楽しかったことを声に出す」と提唱していました。
少ない回数でもいいので、継続してやることが大切だそうですよ。
私の場合
私はジムの朝活で、ランマシーンしながら、本を読んでますし、音楽も聴いています。
これって運動しながらそれ以外に2つのことを同時にやってる?(笑)
スクワットは苦手です。
回想療法
声を出すのは歌を歌うのもいいかもしれませんが、「昔 楽しかったこと」というのがポイントでしょうか。
これは「回想療法」ですね。